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JAFと保険のロードサービス比較【2026年10月】|会費6,000円で増える範囲・回数・けん引20km・車中泊先での呼び方

JAFと自動車保険のロードサービスを比較すると、車中泊で遠出する人は「保険のロードサービス+JAF」です。けん引距離と宿泊費は保険が強く、雪道のスタック・チェーン着脱・パンク応急修理・レンタカーや友人の車はJAFだけが対象です。JAFは1年目6,000円(入会金2,000円+年会費4,000円)で、非会員がバッテリー上がりで呼ぶと1回21,700円です。

更新公式ページの確認日 2026年10月27日車中泊手帖 編集部

雪をかぶった山と枯れ草の野原
写真: Hua Thun Ho(Unsplash)

JAFと保険のロードサービスを比較した結論は、車中泊で遠出する人は「自動車保険のロードサービス+JAF」です。 長いけん引と宿泊費は保険が強く、JAFは1年目6,000円で、保険では対象外の雪道のスタック・チェーン着脱・パンク応急修理と、レンタカーや友人の車まで対象を広げます。契約車だけに乗り、雪道・ぬかるみ・砂地に行かない人は、保険付帯だけで足ります。

比べたのは、JAFと、JAFが優遇サービスの内容を公開している自動車保険6社(東京海上日動・損保ジャパン・三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保・東京海上ダイレクト・三井ダイレクト)です。数字はJAFと各保険会社の公式ページの記載で、保険の内容は「2026年10月現在」とJAFが表示している版です。

JAFに入るなら、入会手続きはJAF公式の個人会員のページから進めます。

霧のかかった山へ続く田舎道
写真: Nizar F(Unsplash) (Unsplash License(商用利用可・帰属表示は任意))

JAFと保険のロードサービスは何が違うか

JAFは「人」に、保険は「クルマ」にかかるサービスです。JAFの公式ページは、違いを次のように並べています。

項目 JAF(個人会員・家族会員) 自動車保険の付帯
対象 会員本人(マイカー・社用車・レンタカー・バイク、同乗中も) 契約車両
利用回数 制限なし 一部制限あり(燃料切れなど)
バッテリー上がり・燃料切れ 対象 対象
タイヤのパンク・スタック 対象 一部制限あり
タイヤチェーンの着脱・異音異臭 対象 対象外

JAFは「本表は一例」としているため、保険会社ごとの中身を次の節で比べます。

保険会社6社の付帯ロードサービスはどこまでか

保険だけのとき(JAF会員でないとき)の内容です。けん引の限度額は、保険会社に先に連絡して手配・承認を受けたかどうかで変わります。

保険会社 けん引・搬送 燃料代の無料 スタック・チェーン パンク応急修理
東京海上日動 15万円まで(応急対応と合計。保険会社が承認した搬送先なら無制限) 保険期間中に1回・10Lまで どちらも対象外 対象外
損保ジャパン 15万円まで(応急処置と合計。専用デスクが承認した搬送先なら無制限) 1保険年度に1回・10Lまで どちらも対象外 対象外(スペアタイヤが無いときの修理キットでの応急処置は対象)
三井住友海上 限度額無制限(おクルマQQ隊を使ったとき。それ以外は15万円まで) 1保険年度に1回・10Lまで どちらも対象外 修理キットで30分以内なら無料
あいおいニッセイ同和損保 限度額無制限(事前連絡し、手配した業者が行った場合) 保険期間中1回・10Lまで どちらも対象外 修理キットで30分以内なら無料
東京海上ダイレクト 100kmまで(指定する最寄りの修理工場までは距離制限なし) 保険期間中に1回・10Lまで スタックは一部対象、チェーンは対象外 対象外
三井ダイレクト 100kmまで(提携する修理工場までは距離制限なし) 1保険年度に1回・10Lまで スタックは一部対象、チェーンは対象外 対象外
  • 6社とも、地震・噴火・津波による事故・故障は対象外。 JAFは、大雨や台風での水没など自然災害に起因したトラブルも対象としています
  • 大手4社は、雪道・ぬかるみのスタックが対象外。 東京海上日動は、雪道や砂浜、ぬかるみでスリップして抜け出せない状態を補償・サービスの対象外と書いています。東京海上ダイレクトと三井ダイレクトは、雪対応タイヤかチェーンを付けているなどの条件を満たす雪道のスタックだけが対象です
  • バッテリー上がりの回数。 大手4社は対象(JAFの表で回数の制限の表示なし)。三井ダイレクトは1保険年度に1回、東京海上ダイレクトは保険開始日が2027年1月1日以降の契約から保険期間中に1回です

ダイレクト型のほかの会社(アクサ・SBI・ソニー・チューリッヒ)のけん引距離と宿泊費は、自動車保険の一括見積サービス比較に表があります。

JAFに入っていないと、1回いくらかかるか

JAFは非会員でも呼べます。料金はJAFの料金表(2024年4月1日改定・税込)の作業例です。

トラブル(作業例) 会員 非会員
バッテリー上がり(昼間・一般道の応急始動) 無料 21,700円
パンク(夜間・一般道のスペアタイヤ交換) 1本無料 25,630円
キー閉じこみ(夜間・一般道のドア開放) 無料 25,630円
燃料切れ(昼間・高速道の給油。SA・PA以外) 燃料代のみ 32,610円(通行料・燃料代別)
故障車けん引(昼間・一般道) 20kmまで無料 27,700円〜(けん引料1kmごと830円別)

会員の無料の範囲は、基本料、作業は工数0.5まで(工数の定めがない作業は30分以内)、けん引は20kmまでです。20kmを超えると1kmごとに830円かかります。部品・油脂・燃料代は会員でも実費です。

JAFの1年目6,000円は、非会員でバッテリー上がりを1回頼む21,700円より安い。 保険にロードサービスが付いていない車なら、1回目のトラブルで会費を上回ります。

保険とJAFを両方使うと何が増えるか

JAFと提携する保険に入っている人がJAF会員だと、保険会社が上乗せのサービスを付けます。救援を頼むときは、保険会社のコールセンターに電話してJAF会員だと伝えます(同意の上で原則JAFに取り次がれます)。

保険会社 部品代・消耗品代 燃料代の無料 けん引
東京海上日動 保険期間中に1回、4,000円まで保険会社が負担 保険期間中に2回 15万円まで(JAF会員無料範囲を除く)
損保ジャパン 1保険年度に1回、4,000円まで保険会社が負担 1保険年度に2回 15万円まで(JAF会員無料範囲を除く)
三井住友海上 4,000円まで保険会社が負担(燃料代は除く) 1保険年度に1回(超えた分の燃料代は有料) 限度額無制限
あいおいニッセイ同和損保 1保険年度に1回、4,000円まで保険会社が負担 回数制限あり(保険期間中1回) 限度額無制限
東京海上ダイレクト 保険期間中に1回、4,000円まで保険会社が負担 保険期間中に2回 120kmまで(JAF会員無料範囲20kmを含む)
三井ダイレクト 4,000円まで保険会社が負担(燃料代は除く) 1保険年度に1回 120kmまで(JAF会員無料範囲20kmを含む)

どの社でも、JAF会員になるとスタックからの引き上げ・チェーンの着脱・パンク応急修理・自然災害に起因する事故故障が「対象」になります。燃料切れの出動は、三井ダイレクト以外の5社でJAF会員なら「回数制限なし」と表示されています(三井ダイレクトは「対象」の表示)。

試算:遠出の車中泊で動けなくなったら、いくら出るか

例1 修理工場まで100kmをけん引する。 JAFだけ(保険のロードサービスなし)なら、無料の20kmを超えた80km×830円=66,400円がかかります(編集部の計算)。三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保は限度額無制限、東京海上日動・損保ジャパンは15万円まで、東京海上ダイレクト・三井ダイレクトは100kmまで無料です。けん引の距離では、保険の方が強い。

例2 2人旅で、けん引されてその日に帰れない。 三井住友海上は、おクルマQQ隊でレッカー搬送したとき、宿泊費を1人15,000円まで、自宅か出発地への交通費を1人20,000円まで、同乗者全員分払います。2人なら宿泊30,000円・交通費40,000円までです(編集部の計算)。東京海上日動は、自宅・出発地・当面の目的地までの交通費を1回5万円まで(タクシーは3万円まで)補償します。今回読んだJAFのページには、宿泊費・帰宅費の支払いの記載がありません。

例3 冬のスキー場の駐車場で、雪にはまって抜け出せない。 大手4社の保険付帯は対象外です。JAF会員なら対象です。会員の作業料の無料は工数0.5まで(工数の定めのない作業は作業時間30分以内)です。

自分の条件ならどれを選ぶか

あなたの条件 選ぶ 公式の数字
保険にロードサービスが付いていない JAF 1年目6,000円。非会員はバッテリー上がり1回21,700円
大手4社の保険あり。契約車だけに乗り、雪道・ぬかるみ・砂地に年0回 保険付帯だけ バッテリー上がり・キー閉じ込み・スペアタイヤ交換は対象。けん引15万円〜無制限
雪道・スキー場・ぬかるみのキャンプ場に年1回以上行く 保険+JAF スタックの引き上げ・チェーン着脱は大手4社で対象外、JAF会員で対象
1年に2回以上、燃料切れが心配 保険+JAF 保険の燃料代無料は年1回。東京海上日動・損保ジャパン・東京海上ダイレクトはJAF会員で2回
レンタカー・キャンピングカーのレンタル・友人の車に乗る JAF JAFは会員本人にかかり、契約車でなくても同乗中でも対象
修理工場まで20km以上ありそうな遠出が多い 保険付帯を必ず使う JAFだけだと20kmを超えた分は1kmごと830円

車両重量3,000kgを超えるキャンピングカーは、JAFの通常の対象外です。 JAFの対象は車両重量3,000kg以下(最大積載量2,000kg以下)の自動車・バイクで、3,000kgを超えるバスやトラックは燃料切れとキー閉じこみだけ、3,000kgを超える車のけん引・搬送は断る場合があるとしています。キャンピングトレーラーはトレーラー自体が対象外で、けん引している車は対象です。

車中泊先でロードサービスを呼ぶときは

JAFに寄せられた救援は2025年度に230万件以上で、理由の1位はバッテリー上がり(43.17%)、2位はタイヤのパンク・バースト・エアー圧不足(20.90%)です。夜に車内で電気を使う車中泊では、バッテリー上がりに備えておく意味があります。

  • 呼び方。 JAFは#8139か0570-00-8139(全国共通・24時間・通話料有料)。JAFスマートフォンアプリならGPSで場所を送れ、到着時間も見られます。大雨や大雪で電話がつながりにくいときもアプリかWebで頼めます
  • 保険のロードサービスは、先に保険会社へ。 東京海上日動は、事前の連絡なく自分で手配するとサービスを提供できないとしています。三井住友海上の距離無制限のけん引と宿泊費は、事前に専用電話(0120-096-991)かLINEで連絡したときだけです
  • RVパーク・キャンプ場の中。 JAFは、第三者が管理する場所での救援は、関係先に連絡して承諾を得るよう求めています。有料駐車場の駐車料やカーフェリーの乗船料など、サービスカーが着くのにかかる費用は利用者の負担です
  • 場所を伝える。 高速道路で非常電話を使えないときは、道路名・進行方向・キロポスト(100mごとの距離表示)を伝えます
  • 車中泊した駐車場での燃料切れ。 保険の燃料代無料は、自宅駐車場など(三井住友海上は車を日常保管している車庫・駐車場)での燃料切れは対象外です

向かない人

  • 保険にロードサービスが付いていて、雪道・ぬかるみに行かず、自分の契約車だけに乗る人に、JAFは要りません
  • 車両重量3,000kgを超えるキャンピングカーに乗る人は、JAFでは燃料切れとキー閉じこみ以外を頼めない場合があります。保険付帯のロードサービスの条件で選びます

いまの保険にロードサービスが付いていない人や、けん引の距離・宿泊費の条件で保険を選び直す人は、一括見積で比べられます。

出典

よくある質問

自動車保険のロードサービスがあれば、JAFはいりませんか

契約車だけに乗り、雪道・ぬかるみ・砂地に行かないなら、大手4社の保険付帯で足ります。4社ともバッテリー上がり・キー閉じ込み・スペアタイヤ交換は対象です。雪道のスタックからの引き上げとタイヤチェーンの着脱は4社とも保険付帯では対象外で、JAF会員なら対象です。

JAFの会費はいくらですか

個人会員は入会金2,000円+年会費4,000円で、1年目は6,000円、2年目からは年会費4,000円です。新規入会で自動振替を登録すると、初回の継続だけ年会費が500円引きの3,500円になります。家族会員は入会金なしで年会費2,000円です。

JAFに入っていないと、ロードサービスはいくらかかりますか

JAFの料金表では、昼間の一般道でのバッテリー上がりが21,700円、夜間の一般道でのパンク(スペアタイヤ交換)が25,630円、昼間の高速道での燃料切れ給油が32,610円(通行料・燃料代別)です。会員ならバッテリー上がりは無料、燃料切れは燃料代だけです。

RVパークやキャンプ場でJAFを呼べますか

呼べます。JAFは、第三者が管理する場所での救援は関係先に連絡して承諾を得るよう求めています。有料駐車場の駐車料など、サービスカーが着くのにかかる費用は利用者の負担です。電話は#8139か0570-00-8139(24時間)、アプリならGPSで場所を送れます。

この記事の更新

  • 2026年10月27日初版。JAF(会費・会員と非会員の料金・対象車種・呼び方)と自動車保険6社(東京海上日動・損保ジャパン・三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保・東京海上ダイレクト・三井ダイレクト)の付帯ロードサービスを、JAFと各保険会社の公式ページで比較

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