車中泊手帖

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車中泊のトイレは段ボール便器3,630円+1回216円から|5種類の違いと使用後の捨て方【2026年9月】

道の駅もRVパークも、24時間使えるトイレがあることが公式の登録・認定条件です。車に積むトイレは「そこまで行けないとき」の装備で、車内で大小を済ませるなら段ボール便器のケンユー「この箱がトイレに!! 緊急トイレセット2」3,630円(税込・5回分)が出発点。補充は便袋1回あたり約216円、ラップ式のラップポン PF-1は本体53,900円で補充が約183円です。

2026年9月22日 更新公式ページの確認日 2026年9月22日車中泊手帖 編集部

霧のかかった山へ続く田舎道
写真: Nizar F(Unsplash)

車中泊のトイレは、まず道の駅やRVパークのトイレを使う前提で組みます。 道の駅は国土交通省の登録要件で「利用者が無料で24時間利用できる」駐車場とトイレを備えることになっており、RVパークも日本RV協会の認定条件に「24時間利用が可能なトイレ」が入っているからです。車に積むトイレは、そこまで行けないとき(夜中・渋滞・通行止め・満車)のための装備です。

車内で大小どちらも済ませられて、いちばん小さく安いのはケンユーの段ボール便器「この箱がトイレに!! 緊急トイレセット2」で、公式価格 3,630 円(税込)。 使用時で W215×H175×D325mm・500g、耐荷重250kg、便器は繰り返し使えます。補充する便袋は同社のベンリー袋G 5回分セット 1,078 円で、1回あたり約216円です。

駐車場に停まるシルバーのミニバン
道の駅の駐車場は休憩施設。仮眠はかまわないが、宿泊目的の利用は遠慮を求められている 写真: Ingmar Larsen(Unsplash) (Unsplash License(商用利用可・帰属表示は任意))

そもそも施設のトイレは当てにできるのか

できます。条件として公式に決まっているからです。

施設 決めているもの トイレの条件(原文)
道の駅 国土交通省「道の駅」登録要件 「利用者が無料で24時間利用できる①十分な容量を持った駐車場、②清潔なトイレ(原則、洋式)、③子育て応援施設(ベビーコーナー等)」
RVパーク 日本RV協会 RVパーク認定条件(8項目) 「②24時間利用が可能なトイレ」「⑤ゴミ処理が可能」
SA・PA NEXCO中日本「SA・PAご利用上の注意」 休憩施設としての利用を前提に、禁止事項を列挙(トイレの時間制限の記載はない)

RVパークの認定条件は8つあり、駐車スペース(幅4m×縦7m推奨)、24時間トイレ、100V20A以上(最低15A)の電源、車で15分圏内の入浴施設、ゴミ処理、緩やかな入退場制限、看板、複数日の滞在が並びます。トイレとゴミの両方が条件に入っているのはRVパークだけで、道の駅の登録要件にごみ処理は含まれていません。

内閣府の「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン」は、トイレを我慢することの影響をこう書いています。

トイレの使用がためらわれることによって、排泄を我慢することが、水分や食品摂取を控えることにつながり、避難者においては栄養状態の悪化や脱水症状、静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)等の健康被害を引き起こすおそれが生じる。

これは避難所についての記述で、車中泊について書かれたものではありません。

種類は5つ。違うのは「どこに溜めるか」

内閣府のガイドラインは災害用トイレを種類ごとに定義しています。車中泊で買えるものは、その定義にきれいに乗ります。

呼び方 何をするものか 内閣府ガイドラインの定義 車中泊で買うもの
小便用の袋 小便だけを凝固剤入りの袋で受ける プルプル、プルプルS、プルプルレディ2
携帯トイレ(便袋) 便座にかぶせ、凝固剤や吸水シートで固める 「既存の洋式便器につけて使用する便袋タイプ。吸水シートや凝固剤で水分を安定化させる。」 ベンリー袋G、サニタクリーン便袋
組立便器(簡易トイレ組立式) 便器ごと組み立てて便袋をかける 「段ボール等の組立て式便器に便袋をつけて使用する。」 緊急トイレセット2、ベンリー・プラトイレG、サニタクリーン・ポータブル
ラップ式(簡易トイレ) 1回ごとに熱圧着で袋の口を密封する 「便座と一定の処理がセットになっており、し尿を貯留できる。」「汚物の処理タイプとして、凝固剤を用いた「ラッピング」のほか、「コンポスト」「乾燥・焼却」等があり」 ラップポン PF-1、ラップポン・サニー
カセット式の水洗 タンクに溜め、あとでまとめて捨てる Dometic 972 ほか

小便だけなら、便器そのものが要りません。ケンユーのプルプルは凝固剤入りの袋で、本体 W170×H275×D4mm・16g、容量1000ml。公式の説明は「オシッコをすばやく固めニオイを包みます。小さく、折りたたみもでき携帯に便利。」で、2個入616円、18個入(容量600ml)3,300円です。夜中に1回という使い方なら、これだけで足ります。

カセット式は日本向けの価格が公式に出ていません。Dometic 972 は公式製品ページに「a waste holding tank capacity of 9.8 l」(汚物タンク9.8リットル)と書かれ、タンクレベル表示と大人サイズの便座を特徴に挙げていますが、同じページに価格の記載はありません。

用途別に、どれを買うか

製品メーカー公式価格
ケンユー この箱がトイレに!! 緊急トイレセット2(KTS2-6)ケンユー3,630 円
ケンユー ベンリー・プラトイレG 5回分セット 防臭袋プラス(5PT-6V)ケンユー6,600 円
総合サービス サニタクリーン・ポータブル(BS-011)総合サービス6,600 円
日本セイフティー ラップポン PF-1(手動ラップ式簡易トイレ)日本セイフティー53,900 円
日本セイフティー ラップポン・サニー(自動ラップ式トイレ)日本セイフティー132,000 円

5 件・最終更新 2026年9月22日

使い方 買うもの 公式価格(税込)
夜中の小用だけ、1人分 ケンユー プルプル(2個入・1000ml) 616 円
車内で大小を済ませ、荷物を増やしたくない ケンユー この箱がトイレに!! 緊急トイレセット2 3,630 円
座面の安定と防臭を優先し、家族で使う ケンユー ベンリー・プラトイレG 5回分セット 6,600 円
便袋の一時保管と脱臭剤までまとめて買う 総合サービス サニタクリーン・ポータブル 6,600 円
ほぼ毎晩使い、汚物袋に手を触れたくない 日本セイフティー ラップポン PF-1 53,900 円
項目ケンユー この箱がトイレに!! 緊急トイレセット2(KTS2-6)ケンユー ベンリー・プラトイレG 5回分セット 防臭袋プラス(5PT-6V)総合サービス サニタクリーン・ポータブル(BS-011)
公式スペック
方式段ボール便器+蓄便袋+便凝固剤ダンプラ製の組立便座+蓄便袋+便凝固剤組立便座+組立台座+サニタクリーン便袋
耐荷重250kg垂直荷重300kg
使用時の寸法W215×H175×D325mm
使用時の重量500g
パッケージW215×H120×D320mm・750gW360×H377×D75mm・1,020g
電源不要不要不要
組立時の寸法W300×H360×D310mm幅365×奥行365×高さ350mm
便器本体の重量630g
便凝固剤9g(高分子吸水樹脂、殺菌剤、消臭剤)
重量約2.2kg
梱包寸法幅385×奥行390×高さ145mm

各社の公式ページで確認(最終更新 2026年9月22日):

同じ「組立式の便器」でも、床に置いたときの寸法は違います。緊急トイレセット2 は使用時 W215×H175×D325mm、サニタクリーン・ポータブルは組立時 幅365×奥行365×高さ350mm。重さも 500g と約2.2kg です。狭い車内に置けるかどうかは、この差で決まります。

耐荷重はケンユーが数字を出しています。緊急トイレセット2 が250kg、ベンリー・プラトイレG が垂直荷重300kg。ラップポン PF-1 は100kgです。

ケンユー この箱がトイレに!! 緊急トイレセット2(KTS2-6) の基本データ更新日 2026年9月22日

メーカーケンユー
公式ページhttps://kenyuu-shop.jp/SHOP/KTS2-6.html
公式スペック
方式
段ボール便器+蓄便袋+便凝固剤
耐荷重
250kg
使用時の寸法
W215×H175×D325mm
使用時の重量
500g
パッケージ
W215×H120×D320mm・750g
電源
不要
価格(公式・確認日)
公式価格
3,630 円
内容
便器本体1個+便凝固剤10包+蓄便袋5枚+密封袋5枚+水溶性ティッシュ2個
確認日
2026-09-22
価格・セールの履歴
日付価格種別
2026-09-223,630 円通常
向く用途車内で大小どちらも済ませたい、積みっぱなしにする装備を小さくしたい、年に数回だけ使う
付属品(公式)便器本体:1個(便器1+フタ1)、便凝固剤:10包、蓄便袋:5枚、密封袋(チャック付):5枚、水溶性ティッシュ:2個
公式の注意書き使用後の蓄便袋の処分方法は各地方自治体の条例・避難所等の指示に従う(ケンユー公式の案内)

出典:

緊急トイレセット2 の商品説明には「大小可能!しかも車内等の狭い空間で!」「車内はもちろん、災害時、アウトドア等幅広く使える!」と、車内での使用が名指しで書かれています。段ボール便器で車内を名指ししている製品は、編集部が開いた範囲ではこれだけでした。

1回あたりはいくらかかるのか

本体を買ったあとに続けて出ていくのは、便袋(フィルム)と凝固剤の代金です。公式価格をセットの回数で割ると、順番が入れ替わります。

本体 補充に買うもの 公式価格(税込) 回数 1回あたり
ラップポン・サニー サニー専用フィルムロール PE + 専用凝固剤(30袋入) 1,320 円+1,100 円 約30回 約81 円
ラップポン PF-1 ラップポン専用消耗品セット 手動タイプ 5,500 円 30回 約183 円
サニタクリーン・ポータブル 簡単トイレ 20枚入(BS-140) 3,850 円 20枚 約193 円
緊急トイレセット2/ベンリー・プラトイレG ベンリー袋G 5回分セット 防臭袋プラス 1,078 円 5回 約216 円

ベンリー袋はまとめ買いで下がります。10回分2,090円(209円)、30回分5,940円(198円)、50回分9,460円(189円)、100回分17,600円(176円)、400回分63,800円(約160円)。総合サービス側も5枚入1,144円(229円)、3枚入1,045円(348円)、1枚入275円と、小分けほど高くなります。

それでも、ラップポンを単価で元を取ることはできません。 PF-1 本体53,900円と緊急トイレセット2 の3,630円の差は50,270円。1回あたりの差は216円-183円=33円なので、埋めるには1,500回以上かかります。ベンリー袋Gを50回分(189円)で買えば差は6円まで縮み、差額は埋まりません。ラップポンを買う理由は単価ではなく、レバーを引くと熱圧着で袋の口が密封され、袋に直接手を触れずに処理できることです。

ラップ式は、いま何が買えるのか

日本セイフティー ラップポン PF-1(手動ラップ式簡易トイレ) の基本データ更新日 2026年9月22日

メーカー日本セイフティー
公式ページhttps://shop.wrappon.com/products/pf1
公式スペック
方式
手動ラップ式(レバーを引いて熱圧着で密封)
耐荷重
100kg
組立時の寸法
幅376×奥行510×高さ400mm
収納時の寸法
幅170×奥行550×高さ440mm
製品重量
約4kg
入力電源
DC12〜16V(ACアダプター:AC100V 50/60Hz)
定格消費電力
35W
汚物袋
防臭素材BOS
価格(公式・確認日)
公式価格
53,900 円
内容
本体+ラップポン専用消耗品セット手動タイプ30回分+ACアダプター
確認日
2026-09-22
価格・セールの履歴
日付価格種別
2026-09-2253,900 円通常
向く用途毎晩のように使う、汚物袋に手を触れたくない、車のシガーソケットから電源を取りたい
付属品(公式)ラップポン PF-1本体(便座ユニット、胴体、台座)、ラップポン専用消耗品セット手動タイプ 30回分、ACアダプター
公式の注意書き公式の出荷再開案内は2026年10月1日より(2026年9月18日付)、凝固剤を入れると紙おむつと同様に処分できるが、処分方法は自治体の案内に従うと公式が明記

出典:

この9月は、ラップポンの手動2機種の状況が動いています。日本セイフティーは2026年8月21日に「弊社製品ラップポン SH-1は、このたび製造を終了し、在庫限りで販売終了とさせていただきます。」と告知しました。同じ告知に「なお、消耗品及びオプション品につきましては今後も販売を継続いたします。」「故障等の製品サポート期限は2032年8月末日までとさせていただきます。」とあります。SH-1 は公式ショップの表示が29,700円(消耗品30回分付き)で、PF-1 のほぼ半額です。買えるのは在庫がある間だけになりました。

残る手動機の PF-1 は欠品していました。2026年9月18日の「ラップポン PF-1 出荷再開のお知らせ」に、出荷開始は「2026 年10 月1 日より」と書かれています。

自動機のラップポン・サニーは値上がりしました。2026年6月3日の価格改定告知によれば、メーカー希望小売価格(税別)は2026年7月31日まで110,000円、2026年8月1日から120,000円。公式ショップの表示は132,000円(税込・消耗品60回分付き)です。理由として「原材料である樹脂価格が急激に高騰しているほか、供給面においても不安定な状況が続いております。」と書かれています。

サニーのフィルムは防臭仕様ではありません。公式ページは「低コストなPEフィルムを採用」「1回あたりのコストはBOSフィルムの半分です。」と説明する一方、「※防臭フィルムではないため長時間放置すると 臭いが漏れる場合があります。 早めの処分をお願いします。」と注意を添えています。PF-1 の汚物袋は防臭素材BOSです。1回81円と183円の差は、ここにあります。

袋は、どこが違うのか

製品メーカー向く用途
ケンユー プルプル/プルプルS/プルプルレディ2(小便用の携帯トイレ)ケンユー夜中の小用だけを車内で済ませたい、渋滞と通行止めへの備えとして積んでおく
総合サービス サニタクリーン携帯トイレ(便袋)総合サービス既存の洋式便器にかぶせて使う、組立便座にかぶせて使う
ケンユー ベンリー袋G/ベンリー袋 防臭袋プラス(便袋)ケンユー便座つきの便器にかぶせて使う、既存の洋式便器にかぶせて使う

3 件・最終更新 2026年9月22日

中身の作りが2通りあります。粉末の凝固剤を振りかける方式と、袋自体に吸収シートが入っている方式です。

総合サービスは後者で、公式ページに「紙おむつと同じ構造のため、パッカー車でも破裂の可能性は低く、周囲を汚すことはありません。」と書いています。前者については「内部の空気に逃げ場所がない粉末凝固剤方式の場合、パッカーの圧力で破裂し、機材の汚損や清掃担当者への感染の恐れがあります。」という説明を並べています。同社の便袋は使用方法が8ヶ国語(日本語/英語/スペイン語/中国語/韓国語/ドイツ語/フランス語/ロシア語)で表記されています。

ケンユーは前者です。便凝固剤は9g、成分は高分子吸水樹脂・殺菌剤・消臭剤で、「便凝固剤1個で大人1回分の便・尿を凝固」と書かれています。100回分セットの蓄便袋は W680×H500mm・厚さ0.03mm、汚物袋(防臭袋)は W500×H700mm・厚さ0.05mm。凝固剤とは別に防臭性の高い外袋が付く構成です。

抗ウイルスを選ぶなら総合サービスのサニタクリーンⅢ(20枚入5,940円)で、抗ウイルス銅イオン不織布・抗菌消臭ポリマー・消臭ポリエチレン袋の3素材。焼却時の扱いを気にするなら ECOサニタクリーン簡単トイレ(20枚入4,488円)で、袋の原料に植物由来のバイオマスプラを30%配合しています。

使ったあと、どこに捨てるのか

ここが車中泊でいちばん詰まる部分です。積む前に決めておく話が3つあります。

1. 基本は可燃ごみ。ただし持ち帰って、自分の自治体のルールで捨てる。 環境省の「大規模災害発生時における災害廃棄物対策行動指針」は「なお、携帯トイレについては可燃ごみとなるが、他の可燃ごみと分別して保管し、衛生対策を行うこと。」と書いています。実際の区分は自治体ごとに違います。

自治体 品目 区分
横浜市 ごみ分別辞典 携帯トイレ(ハンディタイプ・トイレパックなど) 燃やすごみ
横浜市 ごみ分別辞典 簡易トイレ(置き型タイプ) 燃やすごみ(※50cm以上のものは粗大ごみ・固めた汚物は燃やすごみへ)
静岡市 ごみの分け方早見表 ポータブルトイレ 不燃・粗大ごみ(葵区・駿河区・清水区とも)
碧南市(災害時の手順) 汚物処理袋 「汚物処理袋の回収は、可燃ごみとは別に行う」

メーカー側の案内も同じ線です。ケンユーは「処分方法は各地方自治体の条例、避難所等の指示に従って下さい」、日本セイフティーはラップポンの凝固剤について「凝固剤を入れることで排泄後のゴミを紙おむつと同様に処分することが出来るようになります。※お住まいの自治体の処分方法をご参照ください。」と書いています。

2. SA・PAのごみ箱は前提にしない。 NEXCO中日本の「SA・PAご利用上の注意」は、禁止事項として「所定のゴミ箱以外に物を捨てること。(なお、高速道路外からの持ち込みゴミを捨てることはご遠慮ください。)」を挙げています。同じ文書には「休憩やお食事、お買い物などの目的以外で長時間にわたる駐車をおこなうこと。」も禁止事項として並んでいます。

3. ごみを出せる場所を条件で選ぶなら、RVパーク。 日本RV協会の認定条件には「⑤ゴミ処理が可能」が入っています。説明資料の設備事例には「RVパークにゴミ箱を設置」「受付時に有料or無料でのゴミ袋の配布」「チェックアウト時に許可証をゴミ袋に添付」が挙がっています。一方、カセット式トイレの汚物を流すダンプステーションは認定条件に入っておらず、コインランドリーやドッグランと並んで「条件にない人気設備」として紹介されています。カセット式の水洗トイレを積むと、捨て先を自分で確保する必要が出ます。

なお、RVパークの認定は2種類に分かれます。条件をすべて満たすものが「RVパーク」、一部を満たさないものが「RVパークライト」で、説明資料には「※RVパークライトの場合は④⑤⑧の基準は相談可能です。」とあります。⑤はゴミ処理です。ごみを出せる前提で選ぶなら、RVパークライトは確かめてから予約することになります。

向かない人

  • 年に1〜2泊で、道の駅やRVパークしか使わない人。 24時間トイレは登録要件・認定条件に入っています。616円のプルプル(2個入)を1袋積んでおけば、渋滞と通行止めには足ります
  • ラップ式を「安くつくから」で選ぼうとしている人。 本体差50,270円は1回あたり33円では埋まりません。買う理由は手を触れずに密封できることだけです
  • カセット式の水洗トイレを、捨て先を決めずに積もうとしている人。 ダンプステーションはRVパークの認定条件に入っていません。電源付き RVパーク 全国一覧車中泊が公式に認められている道の駅(RVパーク併設)一覧 で設備を確かめてからにする装備です

編集部はここに挙げたトイレを実際には使っておらず、この記事の数字はメーカーと官公庁の公式ページの記載と、そこからの割り算だけで作っています。

出典

よくある質問

車中泊のトイレは何を積めばいいですか

車内で大小どちらも済ませるなら、ケンユーの段ボール便器「この箱がトイレに!! 緊急トイレセット2」(KTS2-6)が公式価格3,630円(税込・便器本体+蓄便袋5枚+便凝固剤10包)で、使用時W215×H175×D325mm・500gです。夜中の小用だけなら同社のプルプル(2個入・容量1000ml)が616円。座面の安定を優先するならベンリー・プラトイレG 5回分セット6,600円(垂直荷重300kg)か、総合サービスのサニタクリーン・ポータブル6,600円(便袋10枚つき)です。いずれも税込・2026-09-22 確認。

使った携帯トイレはどこに捨てればいいですか

環境省の「大規模災害発生時における災害廃棄物対策行動指針」は「なお、携帯トイレについては可燃ごみとなるが、他の可燃ごみと分別して保管し、衛生対策を行うこと。」と書いています。実際の区分は自治体で違い、横浜市のごみ分別辞典は「携帯トイレ(ハンディタイプ・トイレパックなど)」を燃やすごみ、静岡市の早見表は「ポータブルトイレ」を不燃・粗大ごみとしています。碧南市は災害時の手順として「汚物処理袋の回収は、可燃ごみとは別に行う」と案内しています。メーカー側もケンユーが「処分方法は各地方自治体の条例、避難所等の指示に従って下さい」と書いています。

高速道路のサービスエリアのごみ箱に捨ててもいいですか

NEXCO中日本の「SA・PAご利用上の注意」は禁止事項として「所定のゴミ箱以外に物を捨てること。(なお、高速道路外からの持ち込みゴミを捨てることはご遠慮ください。)」を挙げています。同じ文書は「休憩やお食事、お買い物などの目的以外で長時間にわたる駐車をおこなうこと。」も禁止事項に入れています。

ポータブル水洗トイレ(カセット式)は車中泊に向きますか

汚物タンクの中身を捨てる場所が要ります。Dometic 972 は公式ページで汚物タンク9.8リットルと書かれていますが、同ページに日本向けの価格の記載はありません。捨て先になるダンプステーションは、日本RV協会のRVパーク説明資料では8つの認定条件には入っておらず、「条件にない人気設備」として紹介されています。認定条件に入っているのは「②24時間利用が可能なトイレ」と「⑤ゴミ処理が可能」です。

ラップ式トイレは本体が高いぶん、1回あたりは安いですか

安くなります。ラップポン PF-1 の補充は「ラップポン専用消耗品セット 手動タイプ」(専用汚物袋30枚+専用凝固剤30包)5,500円で1回あたり約183円、ラップポン・サニーはサニー専用フィルムロール PE(約30回分)1,320円+専用凝固剤30袋入1,100円で1回あたり約81円です。ケンユーのベンリー袋G 5回分セット1,078円は1回あたり約216円なので、PF-1との差は1回あたり約33円。本体価格の差50,270円を埋めるには1,500回以上使う計算になります。

この記事の更新

  • 2026年9月22日初版。製品の価格と仕様はケンユー・総合サービス・日本セイフティー・Dometic の公式ページ、トイレの種類の定義は内閣府ガイドライン、捨て方は環境省・横浜市・静岡市・碧南市、施設の条件は国土交通省・NEXCO中日本・日本RV協会の公表資料で確認

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