Anker Solix F3800 は、200V の機器や EV まで家の停電に備えるための 3840Wh で、車中泊で積み下ろしする電源ではありません。 定格 5000W・約 60.0kg。そして 2026 年 9 月 25 日の時点で、Anker Japan 公式ストアでは販売終了の表示でした(699,900 円・税込)。いま Anker 公式で新品の大容量を選ぶなら F3000(3072Wh・約 41.5kg・299,900 円)が現行ですが、200V 出力が要るなら F3800 の代わりにはなりません。
F3800 は今も Anker 公式で買える?
公式ストアの F3800 の製品ページは残っていて、仕様・取扱説明書・注意書きは読めます。ただし価格の横に「販売終了」と出ていて、カートに入れられませんでした。販売終了の理由や後継機の案内は、製品ページには書かれていません。
既に F3800 を持っている人、中古や在庫品を検討している人向けに、公式ページの数字をこの下にまとめます。
3840Wh・5000W で家の停電と車中泊に何が足りる?
容量の 8 割(3,072Wh)を使える量として割り当てた編集部の計算です。公式は「停電時に必要な電力を丸一日分」と書いていますが、これはエアコン・冷蔵庫・テレビ・照明・炊飯器などを「それぞれ数時間程度」使う想定の概算です。
| 使い方 | 消費電力の目安 | 必要な電力量 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 電気毛布 2 枚 × 2 晩(16 時間) | 80W | 1,280Wh | 足りる(使った後に残り約 58%) |
| 車載冷蔵庫(コンプレッサー式・平均)(48 時間) | 30W | 1,440Wh | 足りる(使った後に残り約 53%) |
| IH クッキングヒーター 1400W(朝夕 30 分ずつ × 2 日)(2 時間) | 1400W | 2,800Wh | 足りる(使った後に残り約 9%) |
| 電子レンジ 1000W(30 分) | 1000W | 500Wh | 足りる(使った後に残り約 84%) |
| セラミックヒーター 600W(8 時間) | 600W | 4,800Wh | 足りない(約 5.1 時間で空) |
| ポータブルエアコン 550W(8 時間) | 550W | 4,400Wh | 足りない(約 5.6 時間で空) |
一晩中のヒーターやエアコンまで賄うには、別売の拡張バッテリーを足す前提です。公式は最大 6 台の連結で合計 26880Wh としています。
200V と EV 充電で何ができる?
F3800 の特徴は、7 つの AC ポートのうち 1 つが 200V であることです。公式の数字と条件をそのまま並べます。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| AC 出力(合計) | 定格 5000W・瞬間最大 7500W |
| 200V ポート | 1 口・最大 4000W。EV 充電に対応 |
| 100V ポート | 6 口・単ポート最大 2000W |
| 同時に使えないもの | 200V で出力している間は、100V の AC 入力(充電)ができない |
| EV を充電する手順 | AC 出力ボタンを 2 回押して車のアイコンを出し、別売の EV 充電用ケーブルを 200V ポートへ |
| EV への充電量の目安 | 約 1 時間で約 23km 分(平均電費 6.0km/kWh の場合) |
もう 1 つの落とし穴は停電時の切り替えです。パススルー充電は停電時 20 ミリ秒で切り替わりますが、下段 3 つの AC ポートには UPS 機能がありません。 冷蔵庫や PC を停電で止めたくないなら、上段 3 つのどれかにつなぎます。
充電はどれくらいかかる?
外気温 20℃ での公式の値です。
| 充電の方法 | 公式の時間 | 条件 |
|---|---|---|
| コンセント(AC 1500W) | 80% まで最短 2.6 時間 | HyperFlash |
| ソーラー(最大 2400W・11〜60V) | 100% まで最短約 2.0 時間 | 400W パネル 6 枚 |
| シガーソケット(120W) | — | 公式に時間の記載なし |
ソーラーは 100W・200W なら 10 枚、400W なら 6 枚までつなげます。公式は Anker 純正の 200W / 400W パネルを勧めています。
Solix F3800 の公式スペックと価格
Anker Solix F3800 Portable Power Station の基本データ更新日 2026年9月25日
| メーカー | Anker Japan | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 公式ページ | https://www.ankerjapan.com/products/a1790 | ||||||
| 公式スペック |
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| 価格(公式・確認日) |
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| 価格・セールの履歴 | |||||||
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| 保証 | 通常 18 ヶ月(Anker Japan 公式オンラインストア会員は 5 年へ自動延長) | ||||||
| 向く用途 | 200V の機器や EV まで家の停電に備えたい人、拡張バッテリーで 26880Wh まで積み増したい人 | ||||||
| サイクル寿命(公式) | 3000 | ||||||
| 充電(公式) |
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| 付属品(公式) | 本体、AC 充電ケーブル、MC4&MC4 三股ケーブル(0.25m)× 2、安全マニュアル | ||||||
| 拡張・アプリ(公式) | 別売の拡張バッテリーを最大 6 台連結して合計 26880Wh。出力 AC×7(100V×6・200V×1。合計最大 5000W、200V 最大 4000W、100V 単ポート最大 2000W)・USB-C×3(各 100W)・USB-A×2(各 12W)・シガーソケット×1(120W)。直径 12cm のキャスター。Bluetooth と Wi-Fi のアプリ(日本語) | ||||||
| 公式の注意書き | 重量は約 60kg。持ち上げる際は 2 人以上で、200V AC 出力中は 100V AC 入力(充電)が同時にできない、下段 3 つの AC ポートには UPS 機能がない。パススルー充電は上段 3 つのいずれかで(停電時 20 ミリ秒で切り替え)、ソーラーは 11〜60V。Anker 純正の 200W / 400W パネルを推奨、炎天下の車内・トランク・荷台など高温になる場所で使用・保管しない、車から充電するときは XT-60 端子を先に本体へ。振動で緩むことがあるので定期的に確認、給電は −20℃〜40℃、本体の充電は 0℃〜40℃。使用後や長期保管前は 100% にして主電源を OFF に | ||||||
出典:
- Anker Japan 公式オンラインストア 製品ページ(Solix F3800)(確認日 2026-09-25)
Anker Solix F3800 Portable Power Station の公式ストア価格の記録(最終確認 2026-09-25)
| 確認日 | プラン・種別 | 公式ストア価格 |
|---|---|---|
| 2026-09-25 | 通常価格(公式ストアの表示は販売終了) | 699,900 円 |
公式ページで確認した日ごとの記録です。改定があれば行を足します。
約 60kg を車に積むときの公式の注意
車中泊の装備として見ると、F3800 のいちばんの壁は重さです。公式ページの注意書きから、車に関わるものを抜き出しました。
- 重量は約 60.0kg。直径 12cm のキャスターで転がせますが、持ち上げるときは 2 人以上で、と公式が書いています
- サイズは約 38.8 × 39.5 × 70.2cm(幅 × 奥行 × 高さ)で、縦に長い形です
- 炎天下の車内・トランク・荷台など高温になる場所で使ったり、保管したりしないよう書かれています。夏の車中泊で車に積みっぱなしにする使い方は、公式の注意に反します
- 車のシガーソケットから充電するときは、XT-60 端子を先に本体へまっすぐ差し込み、振動で緩んでいないか定期的に確かめます。シガーソケットの入力は 120W です
- 給電は −20℃〜40℃、本体の充電は 0℃〜40℃。使った後や長期保管の前は 100% にして主電源を OFF にし、3 か月に 1 度は残量を見て、30% 以下なら 100% まで充電します
- 保証は通常 18 か月で、Anker Japan 公式サイト会員は 5 年へ自動延長。電池は 3,000 回、電子部品は 50,000 時間の寿命とされています
車に積み下ろしする 2000Wh クラスなら、Anker Solix C2000 Gen 2 が同じメーカーの選択肢です。
F3800 と F3000 は何が違う?
どちらも Anker 公式の製品ページの記載です。
| 項目 | F3800 | F3000 |
|---|---|---|
| 容量 | 3840Wh | 3072Wh |
| AC 出力 | 定格 5000W(200V は最大 4000W) | 単ポート 1500W・合計最大 3000W |
| 重さ | 約 60.0kg | 約 41.5kg |
| 拡張の上限 | 26880Wh(6 台) | 12288Wh(3 個) |
| 公式ストア(2026-09-25) | 699,900 円・販売終了 | 299,900 円・在庫わずか |
F3000 の仕様に 200V 出力の記載はありません(200V が出てくるのは、EV 充電スタンドから本体を充電する話だけです)。200V の機器を動かさないなら、F3000 の方が約 18.5kg 軽く、公式で新品を買えます。F3000 の発売は 2025 年 8 月、F3800 は 2023 年 12 月です。他社の大容量機は EcoFlow DELTA Pro 3 の記事にあります。
向かない人
- 車中泊のたびに積み下ろしする人。約 60kg で、持ち上げは 2 人以上です
- 新品を Anker の公式ストアで買いたい人。販売終了の表示です
- 夏に車内へ置いたままにしたい人。炎天下の車内での使用・保管は公式が避けるよう書いています
出典
- Anker Japan 公式オンラインストア 製品ページ(Solix F3800)(確認日 2026-09-25)
- Anker Japan 公式オンラインストア 製品ページ(Solix F3000)(確認日 2026-09-25)