車中泊手帖

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雨の日の車中泊はどこで?屋根付き区画のRVパーク3施設|気象庁の雨の強さとJAF冠水路テスト【2026年9月】

雨の日の車中泊は、区画に屋根がある RVパークを予約するのが確実です。RV-Park.jp が屋根付き(全天候型)サイトとして紹介する 3 施設の屋根の範囲・料金・予約の条件を施設ページの原文で並べ、気象庁の「雨の強さと降り方」の車の欄、JAF の冠水路走行テストと窓の曇りの対処とあわせてまとめました。

2026年9月24日 更新公式ページの確認日 2026年9月24日車中泊手帖 編集部

曇り空の下、緑の山を縫う道
写真: Andy Arbeit(Unsplash)

雨の日に車中泊するなら、区画に屋根がある RVパークを予約してください。 RV-Park.jp が屋根付き(全天候型)サイトとして紹介する 3 施設のうち、どの区画を取っても屋根の下で寝られるのは山梨県の Campingcar Trip L(全 5 区画が「屋根付き」、¥5,500/日)です。九州なら、大分県の鳳凰武蔵の屋内区画(RV1・RV2 の 2 区画、¥3,300/日)が、この 3 施設で最も安く、雨が吹き込まない「完全屋内」でした。

霧のかかった山へ続く田舎道
写真: Nizar F(Unsplash) (Unsplash License(商用利用可・帰属表示は任意))

雨の日は、どこに泊まるか

泊まる場所は RVパークです。道の駅は雨でも扱いが変わらず、国土交通省は「車内で仮眠をとるなどしていただくことはかまいません」としたうえで、「駐車場など公共空間における宿泊利用は基本的にご遠慮いただいています」と案内しています(道の駅の公式見解)。

RVパークの中でも、雨の日に差が出るのは区画の屋根です。屋根の無い区画では、ドアを開けるたびに車内に雨が入り、寝具や荷物の出し入れも濡れながらになります。RVパークの検索・予約サイト RV-Park.jp は、特集「屋根付き(全天候型)サイトがあるRVパーク」で次の 3 施設を挙げています。

屋根付きの RVパークは、屋根がどこまであるか

「全天候型」と書かれていても、屋根の範囲は施設ごとに違います。RV-Park.jp の施設ページの記載をそのまま並べました。

施設(都道府県) 屋根の記載(原文) 料金(RV-Park.jp の表示) 雨の日に読むところ(原文)
Campingcar Trip L(山梨県) 「全天候型の屋根付きRVパークです。」区画1〜5 すべてに「屋根付き」 各区画 ¥5,500 /日 「事前にパーク会員登録をお願いします(入会金、年会費無料)」
鳳凰武蔵(大分県) 「RV1、RV2サイトは完全屋内となります。RV3は野外サイトとなります。」 屋内区画(RV1,2のみ) ¥3,300 /日 予約は WEB予約 ×、電話予約 ◯、メール予約 ◯
KRC(福岡県) 「日本初!全天候型宿泊施設」 1泊 3,900円 〜 /1台 「雨の場合は雨がサイト内に振り込む可能性があります。」

屋根の下で確実に寝たいなら、全区画が屋根付きの Campingcar Trip L か、鳳凰武蔵の RV1・RV2 を指定して予約します。鳳凰武蔵は 3 区画のうち RV3 が野外なので、電話かメールで屋内の区画が空いているかを確かめます。KRC は全天候型でも、施設自身が雨の吹き込みを書いています。

料金は、くるま旅公式WEBサイトの施設ページでは表示が違います。鳳凰武蔵は「一般1泊1台につき 3,000円」(掲載内容は2024年06月05日現在の情報)、KRC は「一般1泊/1台 3,900円」「スタンダード会員1泊/1台 3,600円」(同 2023年12月17日現在)、Campingcar Trip L は「一般一泊・1区画につき 5,500円」で、新着情報に「只今、オープニングキャンペーン中のため1区画1泊¥4,400-(通常価格¥5,500-)でご利用いただけます」(期間の記載なし。同 2024年07月26日現在)とあります。どちらが今の金額かは、予約のときに施設で確かめてください。

雨で到着が遅れたら、何時までに着けばよいか

雨の日は移動に時間がかかります。チェックインの締切と当日予約の期限を先に見ておきます。

施設 チェックイン/チェックアウト(RV-Park.jp) 予約・休業の記載(原文)
Campingcar Trip L 15:00 〜/〜 11:00 「当日予約は15:00まで可能です」/キャンセルは「当日14:30までキャンセル可能 それ以降は1日分の料金がかかります」
鳳凰武蔵 11:00 〜 18:00/08:00 〜 10:00 休業期間「1月1,2日の二日間」/くるま旅公式WEBサイトに「ご予約の受付は8:00~18:00までとなります。」
KRC 15:00 〜 18:00/00:00 〜 11:00 休業期間「毎週火曜日」ほか/「夜間は無人になります。(24H防犯カメラ作動中)」

鳳凰武蔵と KRC はチェックインの締切が 18:00 です。KRC はくるま旅公式WEBサイトではチェックインを「15:00 ~ 19:00」としているので、遅れそうなときは施設に電話で伝えます。鳳凰武蔵と KRC は、施設ページにアイドリングと発電機の制限を書いています(鳳凰武蔵「RVパーク内でのお車のアイドリング、発電機の使用、音楽機器などでの大音量による使用は出来ません。」、KRC「アイドリングストップをお願いいたします。」「発電機の利用は不可となっております。」)。アイドリングをせずに夜の電気をまかなう装備は、ポータブル電源の比較にまとめています。

公式ルール発行元要点原文の引用
台風・大雨時のクルマに関する注意点(JAF)一般社団法人日本自動車連盟(JAF)台風や大雨の情報を見聞きしたら、アンダーパスや川沿い、海岸沿い、急傾斜地などの危険な場所に近づかないよう呼びかけ、市区町村のハザードマップで危険箇所を確かめるよう案内している。JAFユーザーテスト(セダンタイプ)では、浸水深30cmは時速10km・時速30kmとも30mを走行した(時速30kmはエンジンルームに入水)が、浸水深60cmは時速10kmで31m地点でエンジンが停止した。水位が上がってからの自動車避難は大変危険として控えるよう求めている。運転中に大雨に遭遇した際は、川沿いや海岸沿いの他、高架下や立体交差のアンダーパスなど周囲より低い場所には絶対に進入せず、迂回しましょう。/水位が上がってからの自動車避難は大変危険なため、控えましょう。
フロントガラスが曇る原因と対処法(JAF クルマ何でも質問箱)一般社団法人日本自動車連盟(JAF)ガラスを曇らせる主な原因は結露で、車内は乗員の呼気や汗で湿度が高くなるとしている。雨の日は雨粒が入るので窓を開けにくく、空調機能を使う。曇り除去の基本はデフロスターの作動。雨天時は外気の湿度が高いため、外気導入ではなく内気循環とエアコンを併用するよう案内している。曇り除去の基本は、デフロスターを作動する。/ただし、雨天時は外気の湿度が高いため、外気導入ではなく「内気循環」とエアコンを併用しましょう。
雨の強さと降り方(気象庁)気象庁1時間雨量ごとの予報用語と、人・屋内・屋外・車に乗っていての影響をまとめた表。車に乗っていての欄は、20以上~30未満(強い雨)で「ワイパーを速くしても見づらい」、30以上~50未満(激しい雨)で「高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)」、50以上~80未満(非常に激しい雨)と80以上(猛烈な雨)で「車の運転は危険」。屋内(木造住宅を想定)の欄は、10以上~20未満で「雨の音で話し声が良く聞き取れない」、20以上で「寝ている人の半数くらいが雨に気がつく」。ワイパーを速くしても見づらい/高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)/車の運転は危険
RVパーク Campingcar Trip L の屋根付き区画(RV-Park.jp 施設ページ)RVパーク Campingcar Trip L(山梨県南巨摩郡南部町)施設説明は「山梨県最南端の町「南部町」にある全天候型の屋根付きRVパークです。」。区画1〜5の5区画すべてに「屋根付き」「電源あり」「Wi-Fiあり」の記載があり、各区画「¥5,500 /日」。施設説明に「·焚火可能(灰捨場あり)」。チェックイン 15:00〜、チェックアウト 〜11:00。注意事項は「事前にパーク会員登録をお願いします(入会金、年会費無料)」「当日予約は15:00まで可能です」。キャンセル規定は「当日14:30までキャンセル可能 それ以降は1日分の料金がかかります」。くるま旅公式WEBサイトの施設ページ(掲載内容は2024年07月26日現在の情報)は利用料金欄を「一般一泊・1区画につき 5,500円」とし、新着情報に「只今、オープニングキャンペーン中のため1区画1泊¥4,400-(通常価格¥5,500-)でご利用いただけます」(期間の記載なし)とある。山梨県最南端の町「南部町」にある全天候型の屋根付きRVパークです。/屋根付きの車中泊スペースで天候を気にせずご利用いただけます。
RVパーク 鳳凰武蔵の屋内区画(RV-Park.jp 施設ページ)RVパーク 鳳凰武蔵(大分県国東市)区画一覧は「屋内区画(RV1,2のみ) ¥3,300 /日」で、「RV1、RV2サイトは完全屋内となります。RV3は野外サイトとなります。」。チェックイン 11:00〜18:00、チェックアウト 08:00〜10:00。予約方法は WEB予約 ×、電話予約 ◯、メール予約 ◯。休業期間は「1月1,2日の二日間」。注意事項に「●就寝時やお車から離れられる際には必ず施錠してください。」「●RVパーク内でのお車のアイドリング、発電機の使用、音楽機器などでの大音量による使用は出来ません。」。くるま旅公式WEBサイトの施設ページ(掲載内容は2024年06月05日現在の情報)は利用料金欄を「一般1泊1台につき 3,000円」とし、予約の受付を「8:00~18:00まで」としている。RV1、RV2サイトは完全屋内となります。RV3は野外サイトとなります。/屋内サイトは雨風による悪天候でもサイト内で快適に過ごすことができます、
RVパーク KRC の全天候型サイト(RV-Park.jp 施設ページ)RVパーク KRC (kyushu rv resort in yanagawa)(福岡県柳川市)施設説明は「日本初!全天候型宿泊施設」。1泊「3,900円 〜 /1台」。注意事項に「雨の場合は雨がサイト内に振り込む可能性があります。」「夜間は無人になります。(24H防犯カメラ作動中)」「アイドリングストップをお願いいたします。」「発電機の利用は不可となっております。」「環境保全費100円を受付でお支払いください。」。チェックイン 15:00〜18:00、チェックアウト 00:00〜11:00。予約方法は WEB予約 ◯、電話予約 ◯、メール予約 ◯。休業期間は「毎週火曜日」ほか。くるま旅クラブ会員特典は「【WEB予約でのくるま旅クラブ会員割引あり】」。くるま旅公式WEBサイトの施設ページ(掲載内容は2023年12月17日現在の情報)は利用料金欄を「一般1泊/1台 3,900円」「スタンダード会員1泊/1台 3,600円」「プレミアム会員1泊/1台 3,600円」、チェックインを「15:00 ~ 19:00」としている。日本初!全天候型宿泊施設/雨の場合は雨がサイト内に振り込む可能性があります。/夜間は無人になります。(24H防犯カメラ作動中)

6 件・最終更新 2026年9月24日

どのくらいの雨で、移動をやめるか

気象庁の「雨の強さと降り方」は、1時間雨量ごとに「車に乗っていて」どうなるかを書いています。天気予報で「強い雨」「激しい雨」と聞いたら、この表の行に当てはめます。

1時間雨量(mm) 予報用語 車に乗っていて(気象庁の原文) 屋内(木造住宅を想定)(気象庁の原文)
10以上~20未満 やや強い雨 —(記載なし) 雨の音で話し声が良く聞き取れない
20以上~30未満 強い雨 ワイパーを速くしても見づらい 寝ている人の半数くらいが雨に気がつく
30以上~50未満 激しい雨 高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象) 寝ている人の半数くらいが雨に気がつく
50以上~80未満 非常に激しい雨 車の運転は危険 寝ている人の半数くらいが雨に気がつく
80以上~ 猛烈な雨 車の運転は危険 寝ている人の半数くらいが雨に気がつく

「屋内」の欄は木造住宅を想定した記載で、車内の聞こえ方を書いたものではありません。移動の計画に当てはめるのは「車に乗っていて」の欄です。

泊まる場所が浸水しないかは、どこで見るか

JAF は、台風や大雨の情報を見聞きしたら「アンダーパスや川沿い、海岸沿い、急傾斜地など、危険な場所には近づかないようにしましょう」と呼びかけ、市区町村のハザードマップで危険箇所を確かめるよう案内しています。予約した施設の住所を、国土交通省のハザードマップポータルサイトの「住所から探す」に入れると、洪水・土砂災害などのリスクを地図で見られます。

当日は、気象庁のキキクルで、土砂災害・浸水害・洪水災害の危険度の高まりを地図の上で確かめられます。気象庁によると、令和4年6月30日から危険度の色に「災害切迫」(黒)が加わっています。

冠水した道は、車でどこまで走れるか

JAF は、アンダーパスの冠水を想定してセダンタイプの車で走行テストをしています。

浸水深 速度 走行可否 結果(JAF の原文)
30cm 時速10km 〇 フロントバンパーの上部に水が接する程度で、フロントグリル部分から直接水が入ることはなく、コース設定の30mを走行した
30cm 時速30km 〇(エンジンルームに入水) 時速10kmに比べて巻き上げる水の量が多くなり、エンジンルームに多量の水が入ったが、コース設定の30mは走行した
60cm 時速10km × フロントガラスの下端まで水をかぶり、すぐには止まらずも、登りのスロープに差し掛かった31m地点でエンジン停止

JAF は、実際の冠水路では「水の深さも水の中の様子もわからない」として、「冠水路に遭遇したら安易に進入せず、迂回しましょう。」と書いています。あわせて「水位が上がってからの自動車避難は大変危険なため、控えましょう。」とも書いています。

朝、窓が曇って前が見えないときは

雨の夜に窓を閉めて寝ると、朝には窓の内側が曇っていることがあります。JAF は、ガラスを曇らせる主な原因を「結露」とし、車内は「乗員が放出する呼気や汗などの影響で、湿度が高くなります」と説明しています。出発前の曇りの取り方は、次のとおりです。

  • 「曇り除去の基本は、デフロスターを作動する。」
  • 「雨天時は外気の湿度が高いため、外気導入ではなく「内気循環」とエアコンを併用しましょう。」
  • リアガラスは「リアデフォッガー(リアガラスに張り巡らせた電熱線)を作動させると曇りが取れます。」

寝ているあいだの結露を減らす目隠しとカーテンの選び方は、車中泊の目隠しにまとめています。

向かない人

  • 予約をせずに、雨が降ってから泊まる場所を探したい人。この記事の 3 施設は、どれも当日予約の期限かチェックインの締切を書いています
  • 九州で、屋根の下で火を使いたい人。鳳凰武蔵は「たき火、花火、バーベキューなどの火を使用は禁止しています。」、KRC は「直火禁止(BBQ等をされる場合はお申し出ください)」と書いています。Campingcar Trip L は施設説明に「焚火可能(灰捨場あり)」とあります

雨の予報が出たら、出発前にすること

  1. 予報の雨の強さを、気象庁の表の「車に乗っていて」の欄に当てはめる
  2. 屋根付きの区画がある RVパークを予約する(屋根の範囲と、屋内の区画を指定できるかを確かめる)
  3. 施設の住所をハザードマップポータルサイトで調べる
  4. チェックインの締切に、雨で遅れても間に合う出発時間を決める
  5. 当日はキキクルで、泊まる地域の危険度を見る

出典

よくある質問

雨の日に車中泊するなら、どこがよいですか

区画に屋根がある RVパークです。RV-Park.jp が屋根付き(全天候型)サイトとして紹介している 3 施設のうち、全区画に屋根があるのは Campingcar Trip L(山梨県)、完全屋内の区画があるのは鳳凰武蔵(大分県、RV1・RV2 の 2 区画)です。KRC(福岡県)は全天候型ですが、施設ページに「雨の場合は雨がサイト内に振り込む可能性があります。」と書いています。

屋根付きの RVパークはいくらですか

RV-Park.jp の施設ページでは、鳳凰武蔵の屋内区画が ¥3,300/日、KRC が 1泊 3,900円〜/1台、Campingcar Trip L が各区画 ¥5,500/日です。くるま旅公式WEBサイトの施設ページには、掲載日の古い別の金額(鳳凰武蔵 3,000円など)が載っているので、予約のときに施設で確かめます。

どのくらいの雨で運転をやめるべきですか

気象庁の「雨の強さと降り方」では、1時間雨量 20以上~30未満の強い雨で「ワイパーを速くしても見づらい」、30以上~50未満の激しい雨で高速走行時にハイドロプレーニング現象、50以上で「車の運転は危険」としています。

朝、窓が曇って前が見えないときはどうしますか

JAF はデフロスターの作動を基本とし、雨天時は外気の湿度が高いため、外気導入ではなく内気循環とエアコンを併用するよう案内しています。

この記事の更新

  • 2026年9月24日初版。屋根付き区画は RV-Park.jp の特集と施設ページ 3 件(くるま旅公式WEBサイトの施設ページと照合)、雨の強さは気象庁、冠水と窓の曇りは JAF、道の駅の扱いは国土交通省で確認

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