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車検費用は走行距離で変わる?車中泊の保険・税金を走行距離別に比較|13年・18年で上がる重量税と保険4社の距離区分【2026年10月】

車検の法定費用(重量税・自賠責・検査手数料)と自動車税は走行距離では変わらず、初度登録から13年・18年で上がります。車中泊で走行距離が増えて変わるのは任意保険の距離区分です。国土交通省・損害保険料率算出機構の表と保険4社の距離区分を並べ、年11,000km・12,500km の試算と、走りすぎたときの手続きの違いを載せました。

更新公式ページの確認日 2026年10月28日車中泊手帖 編集部

曇り空の下、緑の山を縫う道
写真: Andy Arbeit(Unsplash)

車検の法定費用(重量税・自賠責・検査手数料)と店の基本料は、走行距離では変わりません。 重量税・自賠責保険料・検査手数料と自動車税の公式の表には走行距離の区分がなく、上がるきっかけは初度登録から13年・18年が経つことです。走行距離が増えて部品交換などの整備が必要になった分は、店が別に見積もります。車中泊で走る距離が増えて変わるのは任意保険の距離区分で、年によって走る距離がぶれる人は、過去1年の実績で保険料が決まり走りすぎても手続きの要らない方式(SBI損保・東京海上ダイレクト)が向いています。

車中泊旅で年 10,000km を超えると、SBI損保・三井ダイレクト損保・東京海上ダイレクトは一つ上の区分になり、ソニー損保は年 11,000km を超えると「16,000km以下」の区分になります。自動車保険の一括見積の違いは自動車保険の一括見積サービス比較にあります。

緑の田んぼの間の道を走る赤い車
写真: Bobby Youstra(Unsplash) (Unsplash License(商用利用可・帰属表示は任意))

車検費用・税金・保険のうち、走行距離で変わるのはどれか

公式の表で、金額を決めている区分を並べました。

費用 走行距離の区分 金額を決めている区分(公式の表)
自動車重量税(車検時) なし 車両重量(貨物・特種用途は車両総重量)、エコカーかどうか、新車新規登録等から13年・18年の経過
自賠責保険料 なし 車種、保険期間(24か月・36か月など)、地域(離島・沖縄県)
検査手数料(印紙・証紙) なし 登録車か軽自動車か、指定整備工場(保安基準適合証)か持込か、OSS申請か
自動車税・軽自動車税(毎年) なし 車種・用途。ガソリン車は13年を超えると重課
任意保険(保険4社) あり 年間走行距離(予想または過去1年)の区分
車検の店の基本料 料金表になし 車の重さの区分、ミニバン・キャンピングカーなどの加算、整備が必要なら別途

車検館と車検の速太郎(佐賀店・唐津店・佐世保店)の料金表には、走行距離による加算の記載がありません。車検館は「点検の結果、(分解)整備の必要が生じた場合は…別途規定の整備料金を申し受ける場合がございます」と書いています。

保険の距離区分は、年何kmで変わるか

年間走行距離ごとに、各社のどの区分に入るかを並べました。区分の境目の距離はその区分に含みます(SBI損保は「5,000km超〜10,000km以下」には10,000kmを含むと書いています)。

年間走行距離 ソニー損保 SBI損保 三井ダイレクト損保・東京海上ダイレクト
3,000km まで 3,000km以下 3,000km以下 3,000km以下
3,001〜5,000km 5,000km以下 3,000km超〜5,000km以下 3,000km超5,000km以下
5,001〜7,000km 7,000km以下 5,000km超〜10,000km以下 5,000km超7,000km以下
7,001〜9,000km 9,000km以下 5,000km超〜10,000km以下 7,000km超10,000km以下
9,001〜10,000km 11,000km以下 5,000km超〜10,000km以下 7,000km超10,000km以下
10,001〜11,000km 11,000km以下 10,000km超〜15,000km以下 10,000km超12,000km以下
11,001〜12,000km 16,000km以下 10,000km超〜15,000km以下 10,000km超12,000km以下
12,001〜15,000km 16,000km以下 10,000km超〜15,000km以下 12,000km超15,000km以下
15,001〜16,000km 16,000km以下 15,000km超 15,000km超20,000km以下
16,001〜20,000km 無制限 15,000km超 15,000km超20,000km以下
20,001km 以上 無制限 15,000km超 20,000km超

ソニー損保の距離区分は、使用目的が「主に家庭用」の契約だけに使われます。同社は区分ごとの保険料の目安を「安い」(3,000km以下)から「最も高い」(無制限)まで7段階で示しています。この記事で開いた各社のページには、区分ごとの保険料の金額は載っていません。

試算: ふだん年 5,000km 走る人が、往復 1,500km の車中泊旅を年4回すると年 11,000km です。ソニー損保は「11,000km以下」、SBI損保は「10,000km超〜15,000km以下」、三井ダイレクト損保・東京海上ダイレクトは「10,000km超12,000km以下」に入ります。旅をもう1回足して年 12,500km になると、ソニー損保は「16,000km以下」、三井ダイレクト損保・東京海上ダイレクトは「12,000km超15,000km以下」に上がり、SBI損保は同じ区分のままです。

申告した距離を超えて走ったらどうなるか

会社 何の距離で保険料が決まるか 区分を超えて走ったとき
SBI損保 申込手続日からさかのぼった過去1年間の走行距離 「ご連絡やお手続き、追加保険料は一切必要ありません」。次回継続時に過去1年の距離を申告
東京海上ダイレクト 前年走行距離(初加入・中断証明書の利用は「新規契約区分」) 「予想以上に走行距離が増えた場合でも、契約内容を変更する必要はありません」
三井ダイレクト損保 はじめての加入は今後1年間の予想、他社からの切り替え・継続は過去1年間の実績 はじめての加入で予想が変わるなら申告が必要。切り替え・継続は「次回契約更新時に申告いただければ」よい
ソニー損保 契約時に選ぶ予想年間走行距離 補償には影響しないが、区分変更の手続きが必要。「こえても安心サービス」(無料)が適用される契約は連絡・差額不要

ソニー損保の「こえても安心サービス」は、継続前の契約の「走った距離」が収まる区分で継続することが適用の条件です。適用されない契約で、事故時の調査等により区分を超えて走っていたと分かった場合は「年間分の差額保険料」を払います。東京海上ダイレクトは、選んだ前年走行距離区分が事実と違う場合「保険金をお支払いできないことがあります」と書いています。

車検の法定費用はいくらで、いつ上がるか

重量税は、エコカー減税の対象外の車(税額表の「エコカー外」)の 2年分です。2026年5月1日から 2028年4月30日までの税額表の値です。

車(自家用) 13年未満 13年経過 18年経過
検査対象軽自動車(乗用・貨物とも、2年) 6,600円 8,200円 8,800円
乗用 車両重量 1t 以下(2年) 16,400円 22,800円 25,200円
乗用 1t 超〜1.5t(2年) 24,600円 34,200円 37,800円
乗用 1.5t 超〜2t(2年) 32,800円 45,600円 50,400円
乗用 2t 超〜2.5t(2年) 41,000円 57,000円 63,000円
特種用途車 車両総重量 2t 超〜3t(2年) 24,600円 34,200円 37,800円
特種用途車 車両総重量 3t 超〜4t(2年) 32,800円 45,600円 50,400円
トラック 車両総重量 2.5t 超〜3t(1年) 12,300円 17,100円 18,900円

登録車の「13年経過」は、初度登録年月から 12年10ヶ月以後に車検証の交付等を受ける場合です(2012年6月に初度登録した車は 2025年4月1日から)。軽自動車は、初度検査年から 13年を経過した年の 11月以後です。エコカーの本則税率は、軽自動車 5,000円、乗用 1.5t 超〜2t で 20,000円などです。

自賠責保険料(24か月契約・離島と沖縄県を除く)と検査手数料は次のとおりです。

車 自賠責 2026年10月31日までに始まる契約 自賠責 2026年11月1日以降に始まる契約 検査手数料(継続検査)
軽自動車(検査対象車) 17,540円 18,660円 保安基準適合証の提出 2,100円(OSS 1,850円)/持込 2,500円
自家用乗用自動車 17,650円 18,560円 保安基準適合証の提出 2,100円/持込 普通自動車 2,600円・小型自動車 2,500円

特種用途車と、1年ごとの車検になる貨物車の自賠責保険料は、損害保険料率算出機構の届出案内の主要車種に無いため載せていません。

試算: 車両重量 1.5t 超〜2t の自家用乗用車(エコカー外)を指定整備工場で車検に出し、自賠責が 2026年11月1日以降に始まる場合の法定費用は、13年未満で 32,800円+18,560円+2,100円=53,460円です。13年経過で 66,260円(+12,800円)、18年経過で 71,060円になります。軽自動車なら 6,600円+18,660円+2,100円=27,360円で、13年経過 28,960円、18年経過 29,560円です。年 5,000km 走る人も年 20,000km 走る人も、この金額は同じです。

毎年の自動車税は何年目で上がるか

自動車税・軽自動車税にも走行距離の区分はありません。

税 上がる時期 上がり方
自動車税種別割(登録車) 4月1日現在、初回新規登録後 ガソリン車・LPG車は13年、ディーゼル車は11年を超えるもの 概ね15%(バス・トラックは概ね10%)。ハイブリッド車(ガソリンを燃料とするもの)・電気自動車などは対象外
軽自動車税(軽四輪車等) 最初の新規検査から13年を経過したもの 概ね20%。標準税率で乗用・自家用 10,800円→12,900円、貨物用・自家用 5,000円→6,000円

自動車税種別割の税率は、東京都主税局のページの値です。

車中泊に使う車の車検は何年ごとか

走る距離が増えても、車検の間隔は変わりません。間隔は車の種類で決まります。

車の種類(国土交通省の区分) 初回 2回目以降
自家用乗用自動車 3年 2年
検査対象軽自動車 乗用 3年 2年
検査対象軽自動車 貨物 2年 2年
貨物車 GVW8t未満の貨物自動車 2年 1年
その他(大型特殊・特種自動車) 2年 2年
貸渡自動車(レンタカー) 2年 1年

軽バンを貨物のまま使う人は、2年ごとに重量税・自賠責・検査手数料がかかります。車両総重量8t未満の貨物車は、2回目以降は毎年の車検です。

車検の店の公表料金はいくらか

基本料(点検・代行など)は店が決めます。公式ページで料金を読めた2社と、読めなかった1社です。いずれも税込です。

店 軽自動車 乗用 1.5t 超〜2t 加算・割引(公式ページの記載)
車検館(車検基本料+検査料。国産自家用乗用車の料金。貨物車(軽バンの4ナンバー等)は別料金・要問い合わせ) 19,800円 28,160円 「輸入車や貨物車の場合は価格が異なりますのでお問い合わせください」「ミニバン、ワンボックス、RV車は別途3,300円」「キャンピングカーは別途8,800円」「OBD検査対象」は別途1,980円
車検の速太郎 佐賀店・唐津店・佐世保店(車検基本料金) 19,800円 19,800円 「【1ボックス車】追加料金はいただきません」。ネット予約で最大11,000円割引
車検のコバック 掲載額なし 掲載額なし 公式サイトの料金ページが2026年10月28日に表示できなかった

車検館の 19,800円・28,160円は「国産自家用普通乗用車」の料金表の額で、軽バンを貨物(4ナンバー)のまま使う人には当てはまりません。貨物車の料金は公式ページに載っておらず、店への問い合わせが必要です。

13年・18年を超える車の重量税は、車検館は「担当者にお問い合わせください」、車検の速太郎は「重量税が異なります」と書いています。車検館の料金表の自賠責は 17,650円(乗用)で、2026年11月1日以降に始まる契約では 18,560円になります。

向かない人

  • 事業用の車には、この記事の自家用の表は当てはまりません
  • 年間走行距離がほぼ一定の人は、予想方式でも区分を超える心配が小さく、走りすぎたときの手続きの違いで会社を選ぶ意味は小さくなります

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出典

よくある質問

走行距離が10万kmを超えると車検の法定費用は上がりますか

法定費用は上がりません。国土交通省の自動車重量税の税額表、損害保険料率算出機構の自賠責保険の料率、国と軽自動車検査協会の検査手数料には走行距離の区分がありません。重量税が上がるのは、新車新規登録等から13年・18年を経過したときです。部品の交換など整備が必要になった分は、車検の店が別に見積もります。

自動車保険で申告した走行距離を超えて走ったらどうなりますか

会社で扱いが違います。SBI損保は過去1年間の走行距離で保険料を決めるため、超えても連絡・手続き・追加保険料は不要です。東京海上ダイレクトも前年走行距離で計算し、契約内容の変更は不要としています。ソニー損保は予想年間走行距離で、補償には影響しませんが区分変更の手続きが必要です(無料の「こえても安心サービス」が適用される契約は連絡・差額不要)。三井ダイレクト損保は、はじめての加入なら予想の変更を申告、切り替え・継続なら次回更新時の申告で足ります。

車中泊に使う軽バンや貨物車の車検は何年ごとですか

国土交通省の一覧では、検査対象軽自動車の貨物は初回2年・2回目以降2年、乗用は初回3年・以降2年です。車両総重量8t未満の貨物自動車は初回2年・以降1年、特種自動車は初回2年・以降2年、自家用乗用自動車は初回3年・以降2年です。

自賠責保険料は2026年11月から変わりますか

変わります。損害保険料率算出機構の届出では、2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から、24か月契約の自家用乗用自動車が17,650円から18,560円、軽自動車(検査対象車)が17,540円から18,660円になります(離島と沖縄県を除く)。

この記事の更新

  • 2026年10月28日初版。国土交通省の車検の有効期間・2026年5月1日からの自動車重量税の税額表・登録検査手数料、軽自動車検査協会の手数料、損害保険料率算出機構の自賠責基準料率(2026年11月1日始期から)、総務省・東京都主税局の13年経過の重課、保険4社の走行距離区分と超過時の扱い、車検館・車検の速太郎(佐賀店ほか)の公表料金を確認

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