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車の売り時は走行距離10万kmの手前?車中泊車8車種の9万→10万kmの相場の下がり幅|年式別の多走行の目安と試算【2026年10月】

車中泊で走行距離が伸びる車の売り時は、メーターが9万km台のうちです。ユーカーパックが公開する2023年式・8車種の走行距離別の買取相場(2026年10月現在)では、9万km→10万kmの1万kmで下がる額が、1万〜9万kmの1万kmあたり平均の約1.3〜1.9倍でした。ナビクルの年式別の多走行の目安と、年2万km走る人の試算も載せました。

更新公式ページの確認日 2026年10月28日車中泊手帖 編集部

霧のかかった山へ続く田舎道
写真: Nizar F(Unsplash)

車中泊で走行距離が伸びる車の売り時は、走行距離が10万kmに届く前、メーターが9万km台のうちです。 ユーカーパックが公開している 2023年式・8車種の走行距離別の平均買取相場(2026年10月現在)では、9万km→10万kmの1万kmで下がる額が、1万〜9万kmの1万kmあたりの平均の約1.3〜1.9倍でした。年式に対して距離が多いかどうかは、ナビクルの目安(普通車は年1万km、軽自動車は年8,000km程度)で判定できます。

10万kmの手前で売ると決めたら、査定を受ける先を選びます。電話の数や提携社数の違いは車の一括査定サービス比較にあります。

駐車場に停まるシルバーのミニバン
道の駅の駐車場は休憩施設。仮眠はかまわないが、宿泊目的の利用は遠慮を求められている 写真: Ingmar Larsen(Unsplash) (Unsplash License(商用利用可・帰属表示は任意))

走行距離10万kmの前後で、査定の相場はいくら下がるか

ユーカーパックの各車種のページにある「走行距離別の買取相場価格」の表から、車中泊に使われる8車種を抜き出しました。いずれも「年式は2023年にて算出」した平均買取相場価格(2026年10月現在)です。右の2列は、表の下限どうし・上限どうしの差を編集部が計算した値です。

車種 9万km 10万km 9万→10万kmの下がり幅 1万〜9万kmの1万kmあたり平均
トヨタ ハイエースバン 127.6万〜161.4万円 114.6万〜146.5万円 13.0万〜14.9万円 6.8万〜8.2万円
日産 セレナ 154.9万〜194.4万円 135.9万〜171.6万円 19.0万〜22.8万円 10.5万〜12.6万円
トヨタ ノア 120.5万〜152.4万円 105.0万〜135.0万円 15.5万〜17.4万円 8.2万〜9.8万円
ホンダ ステップワゴン 106.6万〜136.6万円 93.7万〜119.9万円 12.9万〜16.7万円 7.4万〜8.8万円
三菱 デリカ D:5 199.0万〜248.0万円 181.9万〜227.1万円 17.1万〜20.9万円 12.1万〜13.8万円
ホンダ N-VAN 59.6万〜80.1万円 54.2万〜72.8万円 5.4万〜7.3万円 4.1万〜4.8万円
ダイハツ アトレー 60.2万〜80.7万円 54.8万〜73.4万円 5.4万〜7.3万円 4.1万〜4.9万円
スズキ エブリイ 36.7万〜51.5万円 32.6万〜47.4万円 4.1万円 2.7万〜3.1万円

普通車の5車種(ハイエースバン・セレナ・ノア・ステップワゴン・デリカD:5)は、9万→10万kmが1万km刻みの9区間で最も大きく下がる区間です。軽バンの3車種では、9万→10万kmと同じくらい下がる区間がほかにもあります。N-VAN・アトレーは2万→3万kmの区間が下限・上限とも0.1万円大きく、エブリイは2万→3万kmの区間が同じ額、3万→4万kmの区間が上限で0.4万円大きくなっています。

この表は車種と走行距離だけの区分で、グレード・駆動方式・架装の有無は分けていません。ユーカーパックの表は10万kmの行で終わっていて、10万kmを超えた先の相場は載っていません。

自分の車は年式に対して「走りすぎ」か

査定では、走行距離を初度登録からの年数と並べて見ます。ナビクルは「走行距離 ÷ 初度登録からの経過年数」で1年あたりの距離を出し、普通車は年1万km、軽自動車は年8,000km程度を「実務上の目安」としています。同社が示す境界値(目安)は次のとおりです。

経過年数 普通車の基準内の範囲 普通車の多走行の目安 軽自動車の基準内の範囲 軽自動車の多走行の目安
3年 2.4〜3.6万km 4.5万km超 1.9〜2.9万km 3.6万km超
5年 4.0〜6.0万km 7.5万km超 3.2〜4.8万km 6.0万km超
7年 5.6〜8.4万km 10.5万km超 4.5〜6.7万km 8.4万km超
10年 8.0〜12.0万km 15.0万km超 6.4〜9.6万km 12.0万km超
13年 10.4〜15.6万km 19.5万km超 8.3〜12.5万km 15.6万km超

ナビクルは、基準を大きく上回ると減算(マイナス評価)、大きく下回ると加算(プラス評価)の対象になりやすいとしています。一方で、年3,000kmを下回るほど少ない車は、ゴム類やバッテリーの劣化が懸念され、プラス評価になるとは限らないとも書いています。

何kmで売るか:走行距離ごとの編集部の結論

いまの総走行距離・ペース 編集部の結論 根拠
9万km以上10万km未満 10万kmに届く前に査定を受ける 上の表で、9万→10万kmの下がり幅は1万〜9万kmの平均の約1.3〜1.9倍
8万km台で、年1.5万km以上走る 10万kmに届く日を逆算して、その前に査定の時期を決める 年1.5万kmのペースなら、8万kmから10万kmまで1年4か月以内
1年あたりが上の表の「多走行の目安」を超えている 距離ではもう減点側。10万kmの手前で売るか、乗り続けるかを決める ナビクルの境界値
10万km以上 過走行車も扱う査定先に出す 次の節
1年あたりが基準内で、10万kmまで3万km以上ある 距離を理由に急いで売る必要はない 1万〜9万kmの各区間の下がり幅は、9万→10万kmより小さいか同じくらい

車選びドットコム買取は「10万kmに到達する前に売却するのがおすすめ」、グーネット買取も「車の売却を考えるなら、走行距離が10万キロに達する前がいいでしょう」と書いています。グーネット買取は同時に、「5万km」「10万km」の目安が「すべての車に当てはまる一律のボーダーラインというわけではありません」とも書いています。

試算: 2023年式のハイエースバンでいま9万km、車中泊旅で年2万km走る人は、約半年で10万kmに届きます。ユーカーパックの表(2026年10月現在の相場)で9万kmと10万kmの行を比べると、差は13.0万〜14.9万円です。同じ表で8万km→9万kmの差は7.1万〜9.0万円で、10万kmをまたぐ1万kmの方が5.9万円大きくなります。

年数でも相場は下がります。ユーカーパックは同じハイエースバン(2023年式・2万kmの条件)の相場を、現在 175.0万〜218.3万円、半年後 170.3万〜212.5万円と予測しています(同社が独自に統計分析した予測値で、実際の買取価格を保証するものではないと注記)。

10万kmを超えたら売れないのか

売り先が変わります。ナビクルは、10万kmを超えても「海外への輸出需要や部品としての価値など、国内での再販とは異なる基準で評価され、金額がつくケースもあります」と書いています。CTN車一括査定は「10年落ち・過走行車・事故車・不動車」を対象に挙げ、廃車・事故車や海外輸出の専門店と比べられるとしています。

何年乗る人が多いか、キャンピングカーはどうか

自動車検査登録情報協会によると、令和8年3月末現在の乗用車(軽自動車を除く)の平均使用年数は13.13年、平均車齢は9.59年です。平均車齢は34年連続で高齢化しています。年1万kmのペースなら、平均使用年数の13.13年で約13万kmになります。乗り続けるなら、車検・税金が年数でどう変わるかは車検費用と走行距離の記事にあります。

日本RV協会の発表では、2025年のキャンピングカーの国内保有台数は173,000台(前年より8千台増)、国内生産台数は前年比81%の7,727台でした。同協会は、自動車メーカーからのベース車両の供給不足が生産台数の増加を抑えている要因の一つとしています。中古キャンピングカーの年式・走行距離別の価格帯は軽キャンピングカーの中古相場にあります。

向かない人

  • 10万kmを超えても乗り潰すと決めている人は、売り時の比較は当てはまりません
  • 架装したキャンピングカーや、ベッドキットなどを付けた車の相場は、この記事の表に区分がありません

自分の車種・年式・走行距離の相場を表で見るなら、ユーカーパックの各車種のページで確かめられます。

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出典

よくある質問

車は走行距離が何kmのときに売るのがいいですか

長く乗るつもりがないなら、10万kmに届く前の9万km台のうちです。ユーカーパックが公開している2023年式の走行距離別の買取相場(2026年10月現在)では、ハイエースバン・セレナ・ステップワゴン・ノア・デリカD:5の5車種で、9万km→10万kmの下がり幅が1万km刻みの区間で最も大きく、軽バン3車種(N-VAN・エブリイ・アトレー)でも、ほかの区間と並んで最も大きい部類でした。

年間どのくらい走ると「走りすぎ」と見られますか

ナビクルは、普通車は年1万km、軽自動車は年8,000km程度を実務上の目安として紹介しています。多走行の目安は、普通車が3年で4.5万km超・5年で7.5万km超・10年で15.0万km超、軽自動車が3年で3.6万km超・5年で6.0万km超・10年で12.0万km超です。

10万kmを超えた車は売れませんか

売れないとは限りません。ナビクルは海外への輸出需要や部品としての価値で金額がつくケースがあると書いています。CTN車一括査定は「10年落ち・過走行車・事故車・不動車」も対象とし、海外輸出の専門店と比べられるとしています。ユーカーパックの走行距離別の表は10万kmの行までです。

この記事の更新

  • 2026年10月28日初版。ユーカーパックの走行距離別の買取相場(2023年式・2026年10月現在)8車種、ナビクルの年式別の基準・多走行の目安、車選びドットコム・グーネットの売却時期の記載、CTN車一括査定の過走行車の扱い、自動車検査登録情報協会の平均使用年数・平均車齢(令和8年3月末)、日本RV協会の2025年の保有台数・生産台数を確認

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