車中泊手帖

目的別ガイド

RVパークsmartとは?無人・ネット予約だけの車中泊場は全国76施設【2026年9月】|RVパークとの違い(電気1500W・ごみ・キャンセル料)

RVパークsmartは、ネットで予約と支払いを済ませ、現地ではQRコードで無人チェックインする車中泊スペースです。2026年9月30日時点で20県76施設、うち60施設が九州にあります。ふつうのRVパークとの違いを、日本RV協会の認定条件と運営の公式案内、76施設の施設ページで比べました。

更新公式ページの確認日 2026年9月30日車中泊手帖 編集部

夜の草地に停まるグレーの SUV
写真: Jan Kopřiva(Unsplash)

RVパークsmart(RVパークスマート)は、ネットで予約と支払いを済ませ、現地ではQRコードで無人チェックインする車中泊スペースです。 運営はトラストパーク株式会社で、2026年9月30日時点で20県76施設、うち60施設が九州にあります。日本RV協会のくるま旅公式WEBサイトでは76施設すべてが「RVパーク」の区分に載り、ふつうのRVパークとの違いは「受付が無人」「ネット予約・ネット決済だけ」「電気は1500Wまで・利用時間内だけ」の3つです。

編集部の結論は、当日の夜に行き先を決める人・受付時間に間に合わない人はRVパークsmart、ごみを捨てたい人・現金で払いたい人・1500Wを超えて電気を使う人はふつうのRVパークです。76施設のうち65施設は当日23時までネットで予約でき、着いたらQRコードをかざすだけで電気が使えます。反対に、施設一覧で「ゴミ処理 可能」とあるのは20施設だけです。

青空の下の白いバン
写真: Julian Hanslmaier(Unsplash) (Unsplash License(商用利用可・帰属表示は任意))

RVパークsmartとは何か(運営の公式の説明)

運営の公式サイトは、RVパークsmartを次のように説明しています。

『RVパークsmart』は、インターネットで事前にご予約・利用料金のお支払いをお済ませいただき、ご利用日当日に、予約完了後に表示されたQRコードを現地のQR読取機に読み取らせる(チェックインする)ことで、設定された利用時間の間に電気が給電される無人車中泊サービスです。

予約は「軒先パーキング」という駐車場予約サイトで受け付け、初めての人は会員登録(無料)が要ります。チェックアウトの手続きは無く、「そのままお帰りください」と案内されています。車は「キャンピングカー・普通車どちらでもご利用可能」で、トレーラーは施設によります(施設一覧で「トレーラー可」59施設・「トレーラー不可」17施設)。

日本RV協会のくるま旅公式WEBサイトでは、76施設が「RVパーク」の区分に載り、施設ページ(例: RVパークsmart 道の駅よしおか温泉)の担当者名は「トラストパーク株式会社(RVパークsmart運営事務局)」です。つまり、日本RV協会のRVパークのうち、同じ運営会社が無人・ネット予約の仕組みで開いている施設群がRVパークsmartです。

RVパークsmart(無人車中泊サービス)の予約・チェックイン・電気・キャンセルの決まり の基本データ更新日 2026年9月30日

発行元RVパークsmart(運営: トラストパーク株式会社)
原文の URLhttps://rvparksmart.jp/
要点RVパークsmartは、インターネットで事前に予約と支払いを済ませ、当日は予約完了後に表示されるQRコードを現地のQR読取機に読み取らせてチェックインする無人車中泊サービス。予約はインターネットのみ(電話不可)で、予約サイトは「軒先パーキング」。予約は利用日を含む30日前の午前0時から。支払いはネット決済のみ(クレジットカード・携帯キャリア決済・Apple Pay・PayPay)で現金不可。電気は1500Wまで。チェックアウトの手続きはない。キャンセルは利用日の2日前まで無料、前日・当日は利用料金の100%。車はキャンピングカー・普通車どちらでも利用可能で、トレーラーは施設による。施設一覧に載る施設は2026年9月30日時点で20県76施設。
原文の引用『RVパークsmart』は、インターネットで事前にご予約・利用料金のお支払いをお済ませいただき、ご利用日当日に、予約完了後に表示されたQRコードを現地のQR読取機に読み取らせる(チェックインする)ことで、設定された利用時間の間に電気が給電される無人車中泊サービスです。/インターネット予約のみ受け付けております(電話でのお受付はしておりません)。/※ご予約はご利用日を含む30日前より可能です。(予約開始日の午前0時より)/電気は1500wまでご利用いただけます。エアコン・ドライヤー・調理器などを同時にご使用されますとブレーカーが落ちます。/・ご利用日の2日前まで:予約サイト「軒先パーキング」マイチケットより無料キャンセル可能です。/・前日・当日:利用料金の100%をキャンセル料としてご負担いただきます。/チェックアウトのお手続きはございませんので、そのままお帰りください。
施行・確認日確認日 2026-09-30

出典:

RVパークとの違いは何か(無人・予約制・設備)

日本RV協会の認定条件と、RVパークsmartの公式案内・施設ページを項目ごとに並べました。

項目 RVパーク(日本RV協会の認定条件ほか) RVパークsmart
受付 認定条件に定めは無く、施設ごと 無人。QRコードでチェックイン、チェックアウトの手続きなし
予約 くるま旅の一覧で「ネット予約対応」はsmart以外の636施設中403施設 ネット予約のみ(電話不可)。利用日を含む30日前の午前0時から
支払い 施設ごと ネット決済のみ(クレジットカード・携帯キャリア決済・Apple Pay・PayPay)。現金不可
電気 100V電源が使用可能(1台あたり20A以上推奨) 1500Wまで。予約した利用時間の間だけ給電
出入り 入退場制限を緩やかに(いつでも出入り可) 利用可能時間内なら自由に出入りできる
ごみ ごみ処理が可能 施設一覧で「可能」20施設・「不可」56施設

いちばん大きな違いは電気です。100Vで20Aは2,000Wなので、RVパークsmartの1500Wは協会の推奨(20A以上)より小さい枠になります。公式サイトも「エアコン・ドライヤー・調理器などを同時にご使用されますとブレーカーが落ちます」と書いています。

もう一つはごみです。協会の認定条件は「ごみ処理が可能」ですが、RVパークsmartの施設一覧では76施設中56施設が「ゴミ処理 不可」です。この食い違いの理由は、協会・運営のどちらの公式ページにも書かれていません。ごみを持ち帰れない旅なら、一覧で「可能」の20施設から選びます。

日本RV協会(JRVA)認定車中泊施設「RVパーク」の定義と認定条件 の基本データ更新日 2026年9月29日

発行元一般社団法人日本RV協会(JRVA)
原文の URLhttps://www.jrva.com/activity/rvpark/
要点RVパークは、日本RV協会が定めた条件を満たして認定された車中泊スペース。協会のページが挙げる開設に必要なことは、ゆったりとした駐車スペース(幅4m×縦7m)、24時間利用が可能なトイレ、100V電源が使用可能(1台あたり20A以上推奨)、入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)、ごみ処理が可能、入退場制限を緩やかに(いつでも出入り可)、看板の設置、複数日の利用が可能の8項目。2026年時点で全国600カ所超。「RVパーク」は日本RV協会の商標で、認定の無い施設の無断使用を禁じている。RV-Park.jp は RVパークを有料駐車スペースと説明している。くるま旅公式WEBサイトによると、登録の際に施設は申請料30,000円と年間登録料10,000円/年を払う
原文の引用RVパークとは、キャンピングカー保有のお客様をはじめとする、全国の車中泊ファンの皆様に『快適に安心して車中泊が出来る場所』を提供するために、日本RV協会が定めた条件を満たし、認定された車中泊スペースです。/2026年には、全国のRVパークの数は600カ所を超え、温泉施設、宿泊施設、道の駅、遊園地等の様々な施設でRVパークが設置されており、年々その数は増え続けております。/RVパーク開設に必要なこと:ゆったりとした駐車スペース(幅4m×縦7m)/24時間利用が可能なトイレ/100V電源が使用可能(1台あたり20A以上推奨)/入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)/ごみ処理が可能/入退場制限を緩やかに(いつでも出入り可)/看板の設置(ロゴは日本RV協会が提供)/複数日の利用が可能/「RVパーク」は日本RV協会が商標取得しており、日本RV協会の認定の無い施設様の無断使用は禁じております。
施行・確認日確認日 2026-09-29(初回確認 2026-09-06)

出典:

RVパークsmartは何施設あるか(都道府県と地方の内訳)

RVパークsmartの施設一覧に載るのは、2026年9月30日時点で20県76施設です。くるま旅公式WEBサイトのRVパーク一覧でも、名前に「RVパークsmart」が付く施設は同じ76施設でした。

都道府県 施設数
熊本県 24
福岡県 14
佐賀県・長崎県 各6
大分県・宮崎県 各4
千葉県 3
鹿児島県・静岡県 各2
茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・福井県・山梨県・岐阜県・三重県・和歌山県・岡山県・山口県 各1

くるま旅公式WEBサイトのRVパーク一覧(9地方の合計712施設)に占める割合は次のとおりです。

地方 RVパーク(くるま旅の一覧) うちRVパークsmart 割合
九州・沖縄 121 60 49.6%
関東 122 7 5.7%
中国 44 2 4.5%
東海 102 4 3.9%
北陸・甲信越 90 2 2.2%
関西 95 1 1.1%
北海道・東北・四国 138 0 0%
全国 712 76 10.7%

九州のRVパークのほぼ半分がRVパークsmartです。 全国では1割ほどなので、九州以外では選べる数が限られます。福岡県の14施設は、料金と予約締切を福岡の車中泊スポット一覧で安い順に並べています。

1泊いくらか(76施設の料金の分布)

施設ページの「利用料金」から、1台1泊のいちばん安い区画の額を拾いました。76施設すべてが税込で書いています。

1泊(税込・最も安い区画) 施設数
2,000円以下 5
2,001〜2,999円 14
3,000円 23
3,001〜3,500円 21
3,501〜4,999円 11
5,000円以上 2

中央値は3,000円で、76施設のうち46施設が2,800〜3,500円に入ります。いちばん安いのはRVパークsmart つなぎ(熊本県)のRV2で1,500円です。7,800円の2施設(最高の湯・ペットリゾートブレインズ長崎)は、どちらも大浴場や入浴料の2名分込みの料金です。6施設は「3,300円~」や「変動あり」のように、日によって額が変わると書いています。RVパーク全体の相場はRVパークの料金相場と比べてください。

何時から使えて、何時まで予約できるか

利用時間は施設ごとに決まっていて、その時間の間だけ電気が来ます。

利用開始 施設数
11時・12時 6
13時 20
14時 7
15時 18
16時 22
17時・18時 3

終わりの時刻は、65施設が翌日9〜14時で、11施設が「13:00~24時間」のように24時間です。いちばん遅く始まるのはRVパークsmart ひとやね(岡山県)の18:00〜翌9:00です。

予約の締切は次のとおりです。

予約の締切 施設数
当日の23時 65
当日の22時・21時 2
前日の23時・22時 9

自分の条件ならRVパークsmartで足りるか

公式案内と施設ページの記載から、数字の境目で分けました。

あなたの条件 境目 RVパークsmartでは
予約したい日 利用日が31日以上先 まだ予約できない。利用日を含む30日前の午前0時から
行き先を決める時刻 当日の23時まで 65施設は予約できる。11施設は締切が早い
取り消すかもしれない 利用日の2日前を過ぎる 前日・当日は利用料金の100%
同時に使う電気 1500Wを超える ブレーカーが落ちる
着く時刻 13時までに着いて休みたい 利用開始が13時以前の施設は26
ごみ 1袋でも捨てたい 「ゴミ処理 可能」は20施設
払い方 現金で払いたい できない

予約開始日とキャンセル料はいくらになるか(試算)

予約開始日は「利用日を『1日目』として遡って30日目」です。12月31日に泊まるなら、予約開始は12月2日の午前0時になります。年末年始や連休は、この日の0時に予約する前提で計画します。

キャンセル料は、利用日の2日前までは0円、前日と当日は利用料金の100%です。1泊3,500円(税込)のRVパークsmart 道の駅よしおか温泉(群馬県)なら、2日前までに取り消せば0円、前日に取り消すと3,500円かかります。自然災害で使えない場合は、前日から当日のチェックイン時刻までに申請した人に限り、運営が決済取消の可否を確かめると案内しています。予報の段階では返金の対象外です。

連泊するとき、車と電気はどうなるか

施設ページの「車室枠」欄に、連泊中に車を置いたままにできるか(留め置き)が書かれています。

連泊時の留め置き 施設数
可(うち「時間外電気利用不可」と書くもの) 68(57)
不可 4
事前に連絡 2
書いていない 2

留め置きできる68施設のうち57施設は、利用時間の外は電気が使えません。たとえば利用時間が16:00〜翌10:00の施設で2泊すると、2日目の10時から16時までの6時間は電源が止まります。冷蔵庫などを止めたくない人は、1000Whクラスのポータブル電源の比較で容量を確かめてください。連泊の上限や昼間の車の扱いはRVパークは何泊できるかにまとめています。

このページが向かない人

RVパーク全体の料金を知りたい人はRVパークの料金相場、軽自動車や普通車で泊まれるかを知りたい人はRVパークは普通車でも泊まれるか、RVパークとオートキャンプ場の違いを知りたい人はRVパークとはの方が早く答えが出ます。

この記事の数字について

RVパークsmartの施設一覧(20県76施設)から施設ページを全部開き、2026年9月30日に読みました。料金は「利用料金」欄のいちばん安い額、利用時間・予約締切・留め置きは「利用時間」「予約受付」「車室枠」欄、ごみ・トレーラーは一覧の表示で数えています。くるま旅公式WEBサイトの9地方のRVパーク一覧(合計712施設)は同じ日に読み、名前に「RVパークsmart」が付く施設と、「ネット予約対応」の表示を数えました。料金と利用時間は施設ごとに変わることがあるので、予約前にRVパークsmartの施設ページで確かめてください。

出典

よくある質問

RVパークsmartとは何ですか

ネットで予約と支払いを済ませ、当日は予約完了後に出るQRコードを現地の読取機にかざしてチェックインする、無人の車中泊スペースです。運営はトラストパーク株式会社で、日本RV協会のくるま旅公式WEBサイトでは76施設すべてが「RVパーク」の区分に載っています。

RVパークsmartは全国に何施設ありますか

2026年9月30日時点で20県76施設です。九州7県に60施設が集まり、熊本県24・福岡県14・佐賀県6・長崎県6の順です。北海道・東北・四国にはありません。

RVパークsmartは電話で予約できますか。当日でも泊まれますか

電話予約はできず、予約サイト「軒先パーキング」でのネット予約だけです。76施設のうち65施設は当日の23時まで予約でき、8施設は前日の23時まで、残り3施設は前日22時・当日22時・当日21時が締切です。

RVパークsmartのキャンセル料はいくらですか

利用日の2日前までは無料で、前日と当日は利用料金の100%です。1泊3,500円の施設を前日に取り消すと3,500円かかります。

この記事の更新

  • 2026年9月30日初版。RVパークsmartの公式案内(よくあるご質問・予約・利用方法)と日本RV協会の認定条件を突き合わせ、RVパークsmartの施設一覧76施設の施設ページから料金・利用時間・予約締切・ごみ処理・連泊時の留め置きを集計した

同じテーマの記事