車中泊手帖

公式ルール

台風の日の車中泊は危ない?暴風警報は風速20〜25m/s、浸水60cmでドアが開かない【2026年10月】|気象庁の警戒レベル・キキクルとJAFテスト

台風・大雨の日の車中泊は、気象庁の警戒レベル3(レベル3警報・キキクル赤)が出た時点で、川沿い・海沿い・崖の下・低い場所から動く判断をします。暴風警報の基準は東京都千代田区・那覇市で平均風速25m/s、高知市・静岡市南部で陸上20m/s。JAFのテストでは、浸水60cmで後輪が浮いたセダンのドアは車内から開かず、風速30m/sでは大人の男性もドアを押さえきれませんでした。

更新公式ページの確認日 2026年10月11日車中泊手帖 編集部

霧のかかった山へ続く田舎道
写真: Nizar F(Unsplash)

台風・大雨の日の車中泊は、気象庁の警戒レベル3(レベル3警報・キキクル「警戒」の赤)が出た時点で、川沿い・海沿い・崖の下・低い場所から動くと決めておきます。気象庁は「警戒レベル4までに危険な場所から かならず避難!」としていて、警報は警報級の現象の概ね3〜6時間前に出ます。

風は、暴風警報の基準が市町村ごとに違い、東京都千代田区・那覇市は平均風速25m/s、高知市・静岡市南部は陸上20m/sです。台風の暴風域は風速25m/s以上の範囲です。

水は、JAFのテストで浸水60cmのセダンがエンジン停止し、後輪が浮いたセダンのドアは車内から開きませんでした。編集部の結論は「予報が出たら、泊まる場所をキキクルとハザードマップで確かめ、レベル3の段階で浸水・土砂災害の区域の外へ移る。冠水した道には入らない」です。

台風・大雨の日、どの情報が出たら車中泊の場所を動くか

気象庁は、防災気象情報を5段階の警戒レベルに対応させています。大雨・土砂災害・河川氾濫・高潮の4種類の警報・注意報は、「レベル3大雨警報」のように名前にレベルの数字が付いています。

警戒レベル 気象庁の情報(キキクルの色) 気象庁が書くとるべき行動
5相当 レベル5特別警報(黒「災害切迫」) 命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保
4相当 レベル4危険警報(紫「危険」) 危険な場所から全員避難。避難指示が出ていなくても自ら避難の判断
3相当 レベル3警報(赤「警戒」) 高齢者等以外も普段の行動を見合わせ始め、避難の準備や自ら避難の判断
2 レベル2注意報(黄「注意」) ハザードマップ等で災害が想定される区域・避難先・避難経路を確認
1 早期注意情報(警報級の可能性[高][中]) 最新の防災気象情報等に留意し、災害への心構えを高める

車中泊の人にとって大事なのは、夜のうちにレベルが上がることです。気象庁によると、警報は警報級の現象が「概ね3~6時間先」に予想されるときに出ます。土砂災害は、レベル3土砂災害警報が「おおむね3~6時間先」、レベル4土砂災害危険警報が「おおむね2時間先まで」に基準値に届くと予想されるときに出ます。寝ている間にレベル4が出ると、動ける時間は2時間ほどです。

防災気象情報と警戒レベルとの対応(気象庁) の基本データ更新日 2026年10月11日

発行元気象庁
原文の URLhttps://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/alertlevel.html
要点気象庁は防災気象情報を5段階の警戒レベルに対応させている。レベル5特別警報とキキクル「災害切迫」(黒)は警戒レベル5相当で「命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保」。レベル4危険警報とキキクル「危険」(紫)は警戒レベル4相当で、避難指示が発令されていなくても自ら避難の判断をするよう求める。レベル3警報とキキクル「警戒」(赤)は警戒レベル3相当で、高齢者等以外の方も普段の行動を見合わせ始めたり避難の準備をしたりする段階。キキクル「注意」(黄)とレベル2注意報は警戒レベル2で、ハザードマップ等で災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認する。早期注意情報(警報級の可能性、大雨・土砂災害・高潮で[高]又は[中])は警戒レベル1。気象警報・注意報のページの対応表は、河川氾濫・大雨・土砂災害・高潮の4種類それぞれにレベル2注意報〜レベル5特別警報の名称を割り当て、「警戒レベル4までに危険な場所から かならず避難!」としている。
原文の引用命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保してください。(レベル5特別警報・キキクル「災害切迫」(黒))/避難指示が発令されていなくてもキキクルや河川の水位情報等を用いて自ら避難の判断をしてください。(レベル4危険警報・キキクル「危険」(紫))/高齢者等以外の方も普段の行動を見合わせ始めたり、キキクルや河川の水位情報等を用いて避難の準備をしたり自ら避難の判断をしたりしてください。(レベル3警報・キキクル「警戒」(赤))
施行・確認日確認日 2026-10-11(令和8年度出水期からのレベル付きの名称で掲載)

出典:

気象警報・注意報の発表のタイミングと早期注意情報(気象庁) の基本データ更新日 2026年10月11日

発行元気象庁
原文の URLhttps://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/warning.html
要点気象庁は、警報を重大な災害が発生するような警報級の現象が概ね3〜6時間先に予想されるときに発表するとしている(一部の警戒レベルに対応した警報は異なるリードタイム)。警報級の現象が5日先までに予想されているときは早期注意情報(警報級の可能性)を[高]、[中]の2段階で発表する。[高]や[中]が出ていなくても天候の急変で警報等が出る場合がある。河川氾濫以外の警報・注意報は原則として市町村ごと、河川氾濫は河川予報区ごとに発表する。発表基準は市町村ごとに過去の災害を調査して設定している。河川氾濫・大雨・土砂災害の警報・注意報が出たときは、どこで危険度が高まるかをキキクルで確かめられる。キキクルの危険度(色)には令和4年6月30日から「災害切迫」(黒)が加わった。
原文の引用警報は重大な災害が発生するような警報級の現象が概ね3~6時間先に予想されるときに発表することとしています。/警報級の現象が5日先までに予想されているときには、その可能性を「早期注意情報(警報級の可能性)」として[高]、[中]の2段階で発表しています。
施行・確認日確認日 2026-10-11

出典:

暴風警報は風速何メートルで出るのか

暴風警報と強風注意報の基準は、気象庁の「特別警報の指標及び危険警報・警報・注意報発表基準一覧表」に市町村ごとに載っています。例として4市区を並べました(令和8年5月28日現在の表)。

市区 暴風警報(平均風速) 強風注意報(平均風速) 暴風特別警報
東京都千代田区 25m/s 13m/s 中心気圧930hPa以下又は最大風速50m/s以上の台風等
那覇市 陸上25m/s 陸上15m/s 中心気圧910hPa以下又は最大風速60m/s以上の台風等
高知市 陸上20m/s・海上25m/s 陸上12m/s・海上15m/s 中心気圧930hPa以下又は最大風速50m/s以上の台風等
静岡市南部 陸上20m/s・海上25m/s 陸上12m/s・海上15m/s 中心気圧930hPa以下又は最大風速50m/s以上の台風等

同じ「暴風警報」でも、高知市・静岡市南部は千代田区より5m/s弱い風で出ます。旅先で「暴風警報が出ていないから大丈夫」と考えず、行き先の市町村の基準を一覧表で見ておきます。

東京都千代田区の暴風警報・強風注意報の基準(気象庁 発表基準一覧表) の基本データ更新日 2026年10月11日

発行元気象庁(発表官署 気象庁)
原文の URLhttps://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kijun/tokyo/kijun_1310100.pdf
要点気象庁の「特別警報の指標及び危険警報・警報・注意報発表基準一覧表」(令和8年5月28日現在)で、東京都千代田区(東京地方・23区西部)の暴風警報の基準は平均風速25m/s、強風注意報は平均風速13m/s。暴風特別警報は「中心気圧930hPa以下又は最大風速50m/s以上の台風や同程度の温帯低気圧により暴風が吹くと予想される場合」。レベル4土砂災害危険警報はおおむね2時間先まで、レベル3土砂災害警報はおおむね3〜6時間先に基準値に到達することが予想される場合に発表する。
原文の引用暴風 平均風速 25m/s/強風 平均風速 13m/s/中心気圧930hPa以下又は最大風速50m/s以上の台風や同程度の温帯低気圧により暴風が吹くと予想される場合
施行・確認日令和8年5月28日現在の基準一覧表(確認日 2026-10-11)

出典:

那覇市の暴風警報・強風注意報の基準(気象庁 発表基準一覧表) の基本データ更新日 2026年10月11日

発行元気象庁(発表官署 沖縄気象台)
原文の URLhttps://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kijun/okinawahonto/kijun_4720100.pdf
要点気象庁の「特別警報の指標及び危険警報・警報・注意報発表基準一覧表」(令和8年5月28日現在)で、那覇市(本島中南部・南部)の暴風警報の基準は平均風速陸上25m/s・東シナ海側25m/s、強風注意報は平均風速陸上15m/s・東シナ海側15m/s。暴風特別警報は「中心気圧910hPa以下又は最大風速60m/s以上の台風や同程度の温帯低気圧により暴風が吹くと予想される場合」。レベル4土砂災害危険警報はおおむね2時間先まで、レベル3土砂災害警報はおおむね3〜6時間先に基準値に到達することが予想される場合に発表する。
原文の引用暴風 平均風速 陸上25m/s・東シナ海側25m/s/強風 平均風速 陸上15m/s・東シナ海側15m/s/中心気圧910hPa以下又は最大風速60m/s以上の台風や同程度の温帯低気圧により暴風が吹くと予想される場合
施行・確認日令和8年5月28日現在の基準一覧表(確認日 2026-10-11)

出典:

高知市の暴風警報・強風注意報の基準(気象庁 発表基準一覧表) の基本データ更新日 2026年10月11日

発行元気象庁(発表官署 高知地方気象台)
原文の URLhttps://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kijun/kochi/kijun_3920100.pdf
要点気象庁の「特別警報の指標及び危険警報・警報・注意報発表基準一覧表」(令和8年5月28日現在)で、高知市(中部・高知中央)の暴風警報の基準は平均風速陸上20m/s・海上25m/s、強風注意報は平均風速陸上12m/s・海上15m/s。暴風特別警報は「中心気圧930hPa以下又は最大風速50m/s以上の台風や同程度の温帯低気圧により暴風が吹くと予想される場合」。レベル4土砂災害危険警報はおおむね2時間先まで、レベル3土砂災害警報はおおむね3〜6時間先に基準値に到達することが予想される場合に発表する。
原文の引用暴風 平均風速 陸上20m/s・海上25m/s/強風 平均風速 陸上12m/s・海上15m/s/中心気圧930hPa以下又は最大風速50m/s以上の台風や同程度の温帯低気圧により暴風が吹くと予想される場合
施行・確認日令和8年5月28日現在の基準一覧表(確認日 2026-10-11)

出典:

静岡市南部の暴風警報・強風注意報の基準(気象庁 発表基準一覧表) の基本データ更新日 2026年10月11日

発行元気象庁(発表官署 静岡地方気象台)
原文の URLhttps://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kijun/shizuoka/kijun_2210001.pdf
要点気象庁の「特別警報の指標及び危険警報・警報・注意報発表基準一覧表」(令和8年5月28日現在)で、静岡市南部(中部・中部南)の暴風警報の基準は平均風速陸上20m/s・海上25m/s、強風注意報は平均風速陸上12m/s・海上15m/s。暴風特別警報は「中心気圧930hPa以下又は最大風速50m/s以上の台風や同程度の温帯低気圧により暴風が吹くと予想される場合」。レベル4土砂災害危険警報はおおむね2時間先まで、レベル3土砂災害警報はおおむね3〜6時間先に基準値に到達することが予想される場合に発表する。
原文の引用暴風 平均風速 陸上20m/s・海上25m/s/強風 平均風速 陸上12m/s・海上15m/s/中心気圧930hPa以下又は最大風速50m/s以上の台風や同程度の温帯低気圧により暴風が吹くと予想される場合
施行・確認日令和8年5月28日現在の基準一覧表(確認日 2026-10-11)

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風速20m/s・30m/sで、車と人には何が起きるか

気象庁の「風の強さと吹き方」は、平均風速ごとに走行中の車への影響を書いています。JAFは、強風の中で車のドアを押さえられるかを送風機で試しています。

平均風速 気象庁の予報用語 走行中の車(気象庁の原文) JAFのドア開けテスト(2017年)
15以上20未満 強い風 高速運転中では、横風に流される感覚が大きくなる —
20以上25未満 非常に強い風 通常の速度で運転するのが困難になる 20m/sで子ども2人はドアを押さえられない。大人2人は押さえられた
30以上 猛烈な風 走行中のトラックが横転する 30m/sで40代男性が押さえきれない。40m/sで大人2人とも押さえられない

気象庁は、瞬間風速は平均風速の「1.5倍程度になることが多い」とし、大気の状態が不安定な場合等は「3倍以上になることがあります」と注記しています。台風の暴風域は、風速25m/s以上の風が吹いているか吹く可能性がある範囲で、「この円内は暴風がいつ吹いてもおかしくない範囲」です。

風の強さと吹き方(気象庁) の基本データ更新日 2026年10月11日

発行元気象庁
原文の URLhttps://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kazehyo.html
要点平均風速(10分間平均)ごとの予報用語と、人・屋外・走行中の車・建造物への影響をまとめた表。走行中の車の欄は、10以上15未満(やや強い風)で「道路の吹流しの角度が水平になり、高速運転中では横風に流される感覚を受ける」、15以上20未満(強い風)で「高速運転中では、横風に流される感覚が大きくなる」、20以上25未満(非常に強い風)で「通常の速度で運転するのが困難になる」、30以上(猛烈な風)で「走行中のトラックが横転する」。人への影響は、20以上25未満で「何かにつかまっていないと立っていられない。飛来物によって負傷するおそれがある」、30以上で「屋外での行動は極めて危険」。注記で、瞬間風速(3秒間の平均)は平均風速の1.5倍程度になることが多く、大気の状態が不安定な場合等は3倍以上になることがあるとし、警報や注意報の基準は地域によって異なるとしている。
原文の引用通常の速度で運転するのが困難になる。/走行中のトラックが横転する。/瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多いですが、大気の状態が不安定な場合等は3倍以上になることがあります。
施行・確認日平成12年8月作成、平成29年9月一部改正(確認日 2026-10-11)

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台風の大きさと強さ(気象庁) の基本データ更新日 2026年10月11日

発行元気象庁
原文の URLhttps://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-3.html
要点気象庁は風速(10分間平均)をもとに台風の「大きさ」と「強さ」を表す。強風域は風速15m/s以上の風が吹いているか吹く可能性がある範囲、暴風域は風速25m/s以上の範囲。強さは最大風速で、強い(33m/s以上44m/s未満)・非常に強い(44m/s以上54m/s未満)・猛烈な(54m/s以上)。大きさは強風域の半径で、大型(500km以上800km未満)・超大型(800km以上)。台風情報では暴風域を円形で示し、この円内は暴風がいつ吹いてもおかしくない範囲としている。
原文の引用風速25 m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲を暴風域と呼びます。/台風情報では暴風域を円形で示します。この円内は暴風がいつ吹いてもおかしくない範囲です。
施行・確認日確認日 2026-10-11

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強風時のドア開け(JAFユーザーテスト 2017年) の基本データ更新日 2026年10月11日

発行元一般社団法人日本自動車連盟(JAF)
原文の URLhttps://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/disaster/door-open
要点2017年6月6日、送風機で風速20m/s・30m/s・40m/sの風をドアに当て、子ども2人(6歳・10歳)と大人2人(30代女性・40代男性)がドアを押さえられるかを確かめたテスト。子どもは2人とも20m/sでも押さえられなかった。大人2人は20m/sでは押さえられたが、30m/sでは男性が押さえきれず、40m/sでは2人とも押さえられなかった。あおられたドアが隣の車に当たると、風速が上がるほど凹みや傷が大きくなった。JAFは、子どもは大人が外からドアを開けて降ろすこと、実際の突風や台風ではドアが開ききってヒンジが壊れることもあるとしている。
原文の引用大人2人は風速20m/sではドアを押さえることができたものの、30m/sでは男性が押さえきれず、40m/sになると2人ともドアを押さえられなかった。
施行・確認日テスト実施日 2017-06-06(確認日 2026-10-11)

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冠水した道や駐車場は、水深何cmで危ないか

JAFは、アンダーパスの冠水を想定した走行テストと、水の中でドアが開くかのテストを公開しています。

水深 何が起きたか(JAFユーザーテスト)
30cm セダンは時速10km・30kmとも30mを走行。時速30kmではエンジンルームに多量の水が入った
60cm セダンは時速10kmで31m地点でエンジン停止。後輪が浮き始め、浮いた状態では車内からドアを開けられなかった。車外からは通常の5倍近くの力が必要
80cm前後 セダンで水位がドアノブ付近になると窓やドアが開きにくくなる可能性が高い(JAFの見解)
90cm ミニバンの後輪が浮き始め、浮いた状態ではスライドドアを開けられなかった
100cm 少しずつ水位を上げたテストで、セダンの運転席パワーウインドウが作動しなくなった

水位を少しずつ上げたテスト(2010年)では、セダンの運転席ドアは120cmまで力をかければ開きました。JAFは、少しずつ水を入れたため車内外の水位差が小さかったとしたうえで、「冠水路でクルマが動かなくなった場合は、車内にとどまらず早めに脱出すべきである」と書いています。JAFは台風・大雨時の注意点でも「水位が上がってからの自動車避難は大変危険なため、控えましょう。」としています。

台風・大雨時のクルマに関する注意点(JAF) の基本データ更新日 2026年9月24日

発行元一般社団法人日本自動車連盟(JAF)
原文の URLhttps://jaf.or.jp/common/attention/flood
要点台風や大雨の情報を見聞きしたら、アンダーパスや川沿い、海岸沿い、急傾斜地などの危険な場所に近づかないよう呼びかけ、市区町村のハザードマップで危険箇所を確かめるよう案内している。JAFユーザーテスト(セダンタイプ)では、浸水深30cmは時速10km・時速30kmとも30mを走行した(時速30kmはエンジンルームに入水)が、浸水深60cmは時速10kmで31m地点でエンジンが停止した。水位が上がってからの自動車避難は大変危険として控えるよう求めている。
原文の引用運転中に大雨に遭遇した際は、川沿いや海岸沿いの他、高架下や立体交差のアンダーパスなど周囲より低い場所には絶対に進入せず、迂回しましょう。/水位が上がってからの自動車避難は大変危険なため、控えましょう。
施行・確認日掲載内容の確認日 2026-09-24

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水深何cmまでドアは開くのか?(JAFユーザーテスト 2014年) の基本データ更新日 2026年10月11日

発行元一般社団法人日本自動車連盟(JAF)
原文の URLhttps://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/disaster/door
要点2014年6月3日、セダン(運転席ドア)とミニバン(後席スライドドア)で、水深30cm・60cm・90cm・120cmで車内からドアを開けるテスト。セダンは水深60cmから、ミニバンは90cmから後輪が浮き始めた。後輪が浮いている状態では、セダンは60cm・90cm・120cm、ミニバンは90cm・120cmでドアを開けられなかった。完全に水没した状態では車内外の水位差が小さくなり、セダンは60cmで24秒、ミニバンは60cmで55秒・90cmで58秒・120cmで40秒かかったが開けられた。車外からは、水深60cmでセダンの運転席ドアに通常の5倍近くの力が必要で、ミニバンのスライドドアは男性の力でも開けられなかった。
原文の引用セダン、ミニバンともに「後輪が浮いている状態」では、車外の水位が高いためドアに外から強い水圧がかかり開けられなかった。/水深60cmでは水圧の影響により、通常の5倍近くの力が必要になることがわかった(計測器を使った条件)
施行・確認日テスト実施日 2014-06-03(確認日 2026-10-11)

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水没テスト(JAFユーザーテスト 2010年) の基本データ更新日 2026年10月11日

発行元一般社団法人日本自動車連盟(JAF)
原文の URLhttps://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/disaster/submerge-test
要点2010年4月8日、セダンを6m四方・深さ2mの穴に置き水位を上げながら運転席ドアとパワーウインドウを確かめたテスト。運転席ドアは水位50cm・60cmで通常どおり開閉でき、70cm〜120cmは力は必要だが開閉できた。運転席パワーウインドウは90cmまで正常に作動し、100cmから作動しなかった。70cm〜90cmでは誤作動で助手席と後席右側の窓が開き、閉まらなくなった。130cmで運転席ドアを開けてドライバーが脱出した。少しずつ水を入れたため車内外の水位差が小さかったとしたうえで、セダンは水位がドアノブ付近(80cm前後)になると窓やドアが開きにくくなる可能性が高いので、冠水路で車が動かなくなったら車内にとどまらず早めに脱出すべきとしている。ミニバンをクレーンで水中に降ろした転落時のテストでは、水位90cm〜140cmで運転席ドアとスライドドアが開閉できず、145cmで運転席側の窓を割って脱出した。
原文の引用セダンの場合、水位がドアノブ付近(80cm前後)になると窓やドアが開きにくくなる可能性が高いので、冠水路でクルマが動かなくなった場合は、車内にとどまらず早めに脱出すべきである。
施行・確認日テスト実施日 2010-04-08(確認日 2026-10-11)

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雨は1時間に何ミリで、車の移動をやめるか

気象庁の「雨の強さと降り方」は、1時間雨量30mm以上50mm未満(激しい雨)で「高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)」、50mm以上(非常に激しい雨・猛烈な雨)で「車の運転は危険」としています。場所を移るなら、予報の1時間雨量が50mmに届く前です。

雨の強さと降り方(気象庁) の基本データ更新日 2026年9月24日

発行元気象庁
原文の URLhttps://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/amehyo.html
要点1時間雨量ごとの予報用語と、人・屋内・屋外・車に乗っていての影響をまとめた表。車に乗っていての欄は、20以上~30未満(強い雨)で「ワイパーを速くしても見づらい」、30以上~50未満(激しい雨)で「高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)」、50以上~80未満(非常に激しい雨)と80以上(猛烈な雨)で「車の運転は危険」。屋内(木造住宅を想定)の欄は、10以上~20未満で「雨の音で話し声が良く聞き取れない」、20以上で「寝ている人の半数くらいが雨に気がつく」。
原文の引用ワイパーを速くしても見づらい/高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)/車の運転は危険
施行・確認日平成12年8月作成、平成29年9月一部改正(掲載内容の確認日 2026-09-24)

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自分の条件なら、いつ・どこへ動くか

あなたの条件 境目の数値・情報 動き方
5日先までに台風・大雨の予報が出た 早期注意情報[高][中] 泊まる場所をハザードマップで確かめ、浸水・土砂災害の区域なら予約を変える
泊まる場所が川沿い・海沿い・崖の下 レベル3警報・キキクル赤 その時点で区域の外へ移る。レベル4(紫)を待たない
予報の平均風速が、泊まる市町村の暴風警報の基準に近い 千代田区・那覇市25m/s、高知市・静岡市南部 陸上20m/s 平均風速20m/s以上は運転が困難(気象庁)。風が強まる前に移る
移動する道に冠水・アンダーパスがある 浸水30cm(時速30km)でエンジンルームに入水、60cmでエンジン停止 冠水した道には入らず迂回する
予報の雨が強い 1時間雨量50mm以上 車の運転は危険(気象庁)。雨が強まる前に着く

試算例を2つ置きます。高知市内で、平均風速20m/sの予報が出たとします。高知市ではこれが暴風警報の基準(陸上20m/s)です。気象庁の注記どおり瞬間風速が平均の1.5倍程度なら、瞬間的には30m/s程度です。JAFのテストでは、30m/sで40代男性がドアを押さえきれませんでした。同じ20m/sでも、千代田区なら強風注意報(13m/s)は超えていますが、暴風警報(25m/s)にはまだ届きません。

夜22時にレベル3土砂災害警報が出たとします。この警報は「おおむね3~6時間先」に基準値に届くと予想されるときに出るので、基準値に届くと予想されているのは深夜1時〜朝4時ごろです。ただし、この基準値はレベル4土砂災害危険警報の基準そのものです。レベル4は基準値への到達が「おおむね2時間先まで」に予想されると出るので、早ければ23時ごろ(1時間後)に出ることがあります。だからレベル3が出た22時の時点で区域の外へ移り、レベル4を待ちません。

台風の夜に泊まる場所はどこにするか

雨の日に区画の屋根の下で寝られるRVパークは、雨の日の車中泊はどこで?にまとめています。災害時に自治体が車の避難場所として案内している場所と、その条件は災害時の車中泊避難はどこ?を見てください。河川敷の駐車場の閉鎖時刻とルールは河川敷で車中泊はできる?にあります。

このページが向かない人は

出典

泊まる場所と電源を決める

確実に泊まれる場所を予約する

道の駅や SA・PA の駐車場は仮眠・休憩の場所です。朝まで泊まるなら、宿泊を前提にした RVパークを予約します。

エンジンを切って夜を越す電源を用意する

アイドリングをせずに冷暖房や電気毛布を使うには、容量に合ったポータブル電源が要ります。

よくある質問

台風の日に車中泊するのは危ないですか?

泊まる場所しだいです。気象庁はレベル3警報・キキクル「警戒」(赤)で、高齢者等以外の方も普段の行動を見合わせ始めたり避難の準備をしたりするよう求め、「警戒レベル4までに危険な場所から かならず避難!」としています。JAFは台風や大雨の情報を見聞きしたら、アンダーパス・川沿い・海岸沿い・急傾斜地に近づかないよう呼びかけています。

風速何メートルで車中泊をやめるべきですか?

気象庁の「風の強さと吹き方」では、平均風速20m/s以上25m/s未満で走行中の車は「通常の速度で運転するのが困難になる」、30m/s以上で「走行中のトラックが横転する」とされています。暴風警報の基準は市町村で違い、千代田区・那覇市は25m/s、高知市・静岡市南部は陸上20m/sです。動くなら暴風警報の基準に届く前です。

車が冠水したら、車内にいれば安全ですか?

JAFのテストでは、水深60cmで後輪が浮いたセダンは車内からドアを開けられませんでした。水位を少しずつ上げたテストではドアは開きましたが、JAFはセダンで水位がドアノブ付近(80cm前後)になると窓やドアが開きにくくなる可能性が高いとして、車が動かなくなったら車内にとどまらず早めに脱出すべきとしています。

台風の夜、どこで車中泊すればいいですか?

川沿い・海沿い・崖の下・アンダーパスの近くを外し、ハザードマップで浸水や土砂災害の区域に入っていない場所を選びます。雨の日に屋根の下で寝られるRVパークは「雨の日の車中泊はどこで?」に、災害時に自治体が車の避難場所として案内している場所は「災害時の車中泊避難はどこ?」にまとめています。

この記事の更新

  • 2026年10月11日初版。気象庁の警戒レベルとの対応(レベル2注意報〜レベル5特別警報・キキクルの色)、警報のリードタイム、千代田区・高知市・静岡市南部・那覇市の暴風警報と強風注意報の基準、風の強さと吹き方、台風の大きさと強さ、JAFの冠水路走行・ドア開け・水没・強風時のドア開けテストを掲載

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